平均寿命30歳の時代に徳川家康は75歳まで生きたと言われておりますが、一説によるとその長寿の秘密には高麗人参が起因していたというから驚きです。
約2000年前に中国の医学書に登場し日本には739年に朝鮮半島からもたらされたといわれる高麗人参ですが、その効能があまりにも高く、現在に至るまで健康食品としての価値を高く評価されているんですね。
今回はそんな魅力的な高麗人参について詳しく学んでいきますよ!
高麗人参は何がそんなに凄いの?!
高麗人参は、名前に「にんじん」とついていますが、実は、あのオレンジ色のにんじんとは全く別物です。
高麗人参はウコギ科、オレンジ色のにんじんはセリ科になります。
オレンジの人参にだって、もちろん色んな栄養が含まれていて私たちにとって大切な野菜なのですが、高麗人参はというと、「漢方の王様」と言われるレベルです。
一体何がそんなに凄いのでしょうか?
収穫までに16年?!どうしてそんなにかかるの?
高麗人参の栽培は、非常に条件が難しく、収穫できるまでには、とても長い年月がかかります。
夏は涼しく、適度な雨量、水はけが良いことが絶対条件。
種を植えてから、高麗人参が育つまでに4年から6年、その後、次の栽培までに、なんと10年も土を休ませる必要があるのです。
6年の間に、土の中の栄養分を全て吸い上げてしまうことから、収穫後に、また栄養分を含んだ土壌作りをするのに、10年もの月日がかかるわけです。
高麗人参が非常に高価であり、そして特別な効能を持っている理由に納得がいきますね。
質の良い高麗人参は韓国産!
実際に栽培を行っているのは、韓国、中国、そして数は少ないですが、実は日本やアメリカ、カナダでも栽培されています。ただ、品質の良いものは韓国産だといえるでしょう。
なぜなら、気候や土壌などの栽培条件が最も整っているからです。
高麗人参が育つまでに、4年から6年かかると説明しましたが、市場に出回る4年根、5年根、6年根の中で、6年根の高麗人参がもっとも質の高い高級品となります。
その理由は高麗人参の質を決める「ジンセノサイド」という成分が、6年根に一番多く含まれているからです。
ですから、高品質の高麗人参を求めるなら、韓国産の6年根!
高麗人参の質を決める「ジンセノサイド」の効能とは?
ところで、高麗人参に含まれる「ジンセノサイド」の効能が、気になりますよね。
ジンセノサイドには、
・精神安定、ストレス軽減作用
・肝機能改善作用
・免疫力アップ
・食欲調整作用、メタボ・肥満予防
・血流改善作用
・アンチエイジング、美肌効果作用
・更年期症状緩和作用
・貧血予防
・血中脂肪・悪玉コレステロール減少作用
・糖尿病改善作用
など、幅広い効果が見られます。
間違いない効果があるからこそ、栽培に大変な労力がかかってでも何千年も受け継がれてきたのですね。
高麗人参のオススメレシピ
高麗人参が手に入ったら、是非作って欲しいのが「はちみつ漬け」です。
これにはちゃんとした理由があります。
高麗人参の効能は先に挙げたように様々ありますが、そのままの状態で食べても有効成分が吸収されにくいのが難点。
そこで、十分に高麗人参の効能を発揮させるために栄養価をプラスした「はちみつ漬け」にするという方法がオススメなのです。
高麗人参の苦みも緩和してくれるため、相性はバッチリですよ。
【はちみつ漬けの作り方】
① 高麗人参を薄くスライスする
② 天日干しで乾燥させるか、弱火で蒸して乾燥させる
③ たっぷりのはちみつに漬けて3ヶ月ほどしたら完成
生のまま、はちみつに漬けてもOK。その時は、1週間ほどで完成しますよ。完成したら、もちろんそのまま食べても構いませんが、アレンジも可能です
■はちみつ漬け+牛乳
→数枚のはちみつ漬けと牛乳をジューサーにかける。
■はちみつ漬け+紅茶
→カップにはちみつ漬けを数枚入れ、熱い紅茶を注ぐ。
こんな感じで、お好きなドリンクに混ぜて飲んでみてくださいね。
こちら↓は、韓国料理サムゲタンのレシピになります。とても分かりやすい動画です。本当に元気になれそうなので参考にしてみて下さいね!
【ガッツリ】サムゲタンの作り方!
不調が続く・・・そんなときは高麗人参!試して効果を実感しよう!
もしあなたが今、身体の不調を感じているというなら、何千年も受け継がれてきた自然の生薬、高麗人参を試してみる価値があるかもしれません。
徳川家康が、高麗人参を求めた気持ちが理解できるかも?!
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