賞味期限 (1)
害に備えて食料品を備蓄しておくことは、とても大切です。非常食を用意するのもいいですが、食べ慣れた食品も活用したいですよね。

いつもの食料品の中には、思った以上に賞味期限が長いものもあります。万が一の時に賞味期限の長い食品もあれば、普段と変らない食生活が楽しめますよ。

そこで今回は、賞味期限の長い食品や食材を10品紹介しますのでぜひ活用してくださいね!

賞味期限が長い食品や食材10選!

缶詰

賞味期限 (2)
賞味期限の長い食品の代表に、缶詰があります。缶詰の種類によっても違いますが、賞味期限は2~3年で、非常用だと5年というものもあります。

注意点として、膨らんでしまった缶詰は中身が傷んでいる可能性があるということです。缶が錆びている場合も味が変わっている可能性があるので、賞味期限内でも注意しましょう。

レトルトパウチのカレーやパスタソース

缶詰とともに長期保存が可能な食品が、レトルトパウチのカレーやパスタソースです。賞味期限は1~2年で、非常用だと3年以上のものもあります。

レトルトパウチは冷蔵庫や寒い場所で保存すると、味が落ちやすくなります。食品棚などの常温の場所に保存しておくようにしましょう。必要なときにさっと温めて食べられるのは便利ですね。

乾燥パスタ

レトルトカレーやパスタソースと一緒に、パスタも保存しておくと便利です。実は乾燥タイプのパスタ賞味期限は3年と、レトルトカレーより長いんですよ。

乾燥パスタは傷む原因になりやすい水分が13%前後と少なめで、他の材料もほとんどが小麦粉です。そのため湿度に注意して保存すれば、美味しく食べることが可能です。

ただし匂い移りがしやすいので、密封容器に入れて日の当たらない場所で常温保存するようにしましょう!

カップ麺と袋麺

カップ麺賞味期限は6カ月程度で、袋麺は8カ月ほどです。人によっては「長い」と思うかもしれませんし、「短い」と感じる期間かも知れませんね。

健康を考えると普段から食べるのもどうかとは思いますが、災害時には非常に重宝します。常備しておけば、いざという時に慌てませんよ。

ジャム

パンに塗ると美味しいジャムは、果物を保存するために作られました。そのため市販で瓶詰めされたものであれば、賞味期限は1~2年となります。

ジャムの賞味期限が長いのは、砂糖が防腐剤の役目を果たしているからです。最近ではヘルシー志向で、砂糖が少なめ(甘さ控えめ)のジャムも多く販売されています。

砂糖少なめのジャムは賞味期限も短めなので、購入する時は注意しましょう。

羊羹(ようかん)

和菓子は賞味期限が短いイメージがありますが、ようかん賞味期限が1年と実は長めです。

中には賞味期限5年の非常用ようかんもあり、いざという時にやさしい甘さが役立ちます。非常食にお菓子は入れづらいですが、ようかんは積極的に取り入れたいですね。

蜂蜜(はちみつ)

はちみつは水分がとても少なくて殺菌効果もあることから、賞味期限が2~3年と長めです。白い結晶ができるといたんでいると勘違いしがちですが、成分が固まっただけなので大丈夫ですよ。

気になるなら食べる量だけ電子レンジで加熱すれば、元通りのはちみつになりますよ。

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ミネラルウォーター

非常食とともに備蓄しておきたいのが、ミネラルウォーターです。ミネラルウォーターの賞味期限は2年となっていますが、これは中の水が蒸発して減ってしまうからです。

賞味期限が切れてしまっても飲めるので、確認してから口にしたいですね。水は飲む以外にも使い道があるので、普段から備蓄しておきましょう。

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梅干し

漬物は野菜が少なくなる冬に、保存しながら食べるため知恵から生まれた食品です。その中でも梅干しは、市販品であれば3カ月~半年の賞味期限となっています。

梅には殺菌作用があるクエン酸が含まれ、塩漬けすることで長期保存を可能にしています。そのため塩分20%以上の梅干しは、100年以上過ぎても食べられるものがあるほどです。

市販品の梅干しは塩以外の調味料が含まれ、塩分も控えめの商品が多め。賞味期限は長めですが、開封後はなるべく早く食べきることを心がけましょう。

アイスクリーム

実は市販されているアイスクリームには、賞味期限が書かれていません。アイスは「-18℃以下の冷凍状態で保存する」ため、冷凍状態なら雑菌が繁殖しないからです。

そのため5年前のアイスでも、冷凍庫で保存しているなら食べられるんですよ。ただし冷凍庫での保存が悪ければ風味が変わることがあるので、見た目や匂いなど確認してから食べるようにしましょう。

賞味期限が長い食品はいざという時に役に立つ!

今回紹介した食品以外でも、賞味期限が長いものは沢山あります。

ただし賞味期限は未開封で正しく保存した状態で食べられる期間なので、開封後は早めに食べきりましょう。未開封でも保存方法によっては味が変わることもあるので、確認してから食べるようにしたいですね。

災害用に賞味期限が長く作られている食品もありますが、普段食べ慣れた食品を用意しておくことも大切です。いつもの食品の賞味期限を確認して、長いものは万が一の食料として活用しませんか?