lunarnewyear1

お正月っていつのことだと思いますか?

本では、1月1日の元日から始まるのがお正月だと思っている人がほとんどですよね。でも、実はお正月と言うのは、「暦」によって違うんですよ。

現在のお正月は「新暦」の元日から始まりますが、日本以外のアジアの多くの国々では、お正月と言えば、「旧正月」のことを差します。

現在のお正月よりも盛大にお祝いをするんですね。

旧正月とは何か、2018年の旧正月の日付、日本でのお祝い状況など・・旧正月についてまとめてみました。

スポンサーリンク

旧正月とは何?

旧正月とは、「旧暦」のお正月のことです。では、「旧暦」とは何でしょう?

lunarnewyear2

新暦と旧暦

まず「新暦」と言うのは、現行の暦である、グレゴリオ暦(太陽暦)のことです。現在、世界の多くの国々で使われています。

これに対し、新暦以前の暦を「旧暦」と言います。

「旧正月は旧暦にもとづく」と言う場合の「旧暦」とは、旧正月が祝われる東南アジアの国々でかつて使われていた「中国歴」のことで、日本の旧暦もこの1種と言われています。

太陽暦と太陰暦

新暦であるグレゴリオ暦は「太陽暦」ですが、旧暦である中国歴は「太陰太陽暦」です。太陽太陰暦は「太陰暦」とも言われます。

太陽暦は、太陽を基準とした暦で、地球が太陽を周回する日数を換算して出来た暦。一方、太陰暦は、月を基準とした暦で、「月の満ち欠け」を基準に日数を区切る暦です。

「太陰暦は農耕に向く」と言われることがありますが、これは、太陰暦の方が歴史が古く、太陰暦に基づいて、種まきや季節の移り変わりが決められたためです。

太陽暦と太陰暦 日数の違い

太陽暦と太陰暦の一番の違いは、1年の日数が違うこと。

太陽暦では、1年は365日で、4年に1度「閏年(うるうどし)」があります。一方、月の満ち欠けにより日数を切る太陰暦では、ひと月は平均29.5日です。

したがって、太陰暦の1年間の日数は、29.5×12=354となり、太陽暦よりも11日少ないことになります。

そのため、太陰暦では、3年に一度「閏月(うるうづき)」を入れて、1年が13カ月になる年があります。

お正月が年4回ある国も

シンガポールとマレーシアでは、暦が次の4つあります。

  • 新暦
  • 旧暦
  • ヒンドゥー暦(ディパバリ)
  • イスラム暦

そのため、お正月が年に4回もあるんですね

アジア圏の旧正月は?

「正月」という言葉は、本来、旧暦1月のこと。したがって、日本以外では「旧正月」とは言わないんですね

中国をはじめとするアジア圏では、旧正月は「春節(しゅんせつ)」と呼ばれ、とても重要な祭日です。

※韓国では「ソルラル」あるいは「クジョン」、ベトナムでは「テト」と呼ばれています。

□中国30億人大移動始まる 春節の帰省ラッシュ

※日本では想像できないですが、中国では春節の連休に30億人近くが帰省するんですね。

旧正月である春節は、新暦の正月に比べ盛大にお祝いがなされます。中国本土では7日間ものお休みがあります。

中国含め、春節を祝うところでは、

  • 中国本土:旧暦大晦日から7日間
  • 香港やマカオ:旧暦元日より3日間
  • 台湾:旧暦大晦日より6日間
  • 韓国:旧暦大晦日から旧暦1月2日までの3日間
  • シンガポール:旧暦元日より3日間
  • マレーシア:旧暦元日より2日間
  • ベトナム:旧暦大晦日から旧暦1月3日までの4日間
    (ただし、官公庁や民間企業では、前後1週間程度は休日)

…など、数日間のお休み・祝日が設定されています。

スポンサーリンク

2018年の旧正月の日付は?

2018年の旧正月2月16日(金)です。

旧正月は、月の満ち欠けを基準にした太陰暦に基づくため、年によって日付が違うんですね。

旧暦の1月1日は、立春前後の朔日(新月の日)で、1月21日ごろから2月20日ごろまでの間を移動します。また、旧正月の日は、旧暦が月の満ち欠けを基準に月を区切っているため、年によっては、国により1日違ったりすることもあります。

参考までに、ここ数年の旧正月の日付を表に記載しておきますね。

年度 旧正月の日付
2015年 2月19日
2016年 2月8日
2017年 1月28日
2018年 2月16日
2019年 2月5日
2020年 1月25日
2021年 2月12日
2022年 2月1日
2023年 1月22日
2024年 2月10日
2025年 1月29日
2025年 2月17日

日本は何故旧正月にお祝いしないの?

lunarnewyear3

日本での旧正月

旧暦の時代には、日本でも、お正月とはもちろん、今で言う「旧正月」のことでした。

暦が現在の新暦に変更されたのは、明治6年のことですが、大正時代の終わりころまでは、日本でもお正月と言うのは、今の「旧正月」に行われていました。

「日本ではなぜ旧正月を祝わないか?」については、実ははっきりとした理由はわかりません

いくつか説はありますが、その中でも個人的に一番説得力があると思ったのは、
「旧正月は休みじゃないから」
と言うもの。

確かに、現在は、今の暦通りに年末・年始のお休みが設定されています。「現在の暦に合わせてお正月を祝う方がいい」と言うよりも、それしかない感じですね。

日本でも旧正月を祝うところも

今は、日本では旧正月を祝うところはあまりありません。

とは言え、横浜や神戸などの中華街では春節の行事が行われますし、沖縄や奄美の一部地域では、今でも旧正月を祝うところがありますよ。

□沖縄黒島の旧正月祭り

時代とともに移り変わるもの・変わらないもの

節ではありませんが、台湾に旅行したときにお祭りを見たことがあって、とてもにぎやかで、日本のお祭りとはまた違った楽しさがありました。

中国の春節には、日本の獅子舞みたいなのがありますね。もっとも、これは、日本の獅子舞が中国のものに似ているのだと思いますが日本の伝統や行事には、中国から伝わったものがたくさんありますね。

ただ、日本では、それをそのままではなくて、日本に合うような形で上手に取り入れられていることが多い気がしています。

お近くに中華街のある方は、春節に出かけてみてはいかがですか? 日本のとはまた違った「お正月」を楽しめると思いますよ。