虫類は独特の見た目をしていることから、苦手な方も多い動物です。家の近くでヘビやヤモリ・イモリを見かけたら、思わず声が出てしまう人もいるかも知れませんね。

苦手な方が多い爬虫類ですが、実はヤモリ縁起が良い生き物なんです!一体どんな幸運をもたらしてくれるのでしょう?

そんな、ヤモリが縁起が良いと言われる意味や理由、そしてヤモリと似ているイモリとはどう違うのか?といった内容についてお伝えしていきます。

ヤモリは縁起がよいと言われる意味や理由

ヤモリは家の守り神

ヤモリ

ヤモリは家の壁や隙間に好んで住む夜行性の爬虫類で、主なエサは昆虫・クモ・ワラジムシ等です。毒がありそうですが毒はなく、人を見ても驚いて逃げる臆病な生き物なんですよ。

ヤモリは人間にとって、害となる虫をやっつける存在です。しかも家の隙間を好むことから、知らないうちに天井や床下の虫を食べてくれます。

困った害虫を食べてくれるヤモリは、家を長持ちさせてくれる強い味方なんですよ。

またヤモリは漢字で、「家守」「守宮」と書きます。宮も家も住まいのことで、「家を守ってくれる存在」と言えますね。

長く幸運が続く

家の守り神となるヤモリは夜行性で、臆病な性質をもっています。特に自然が少なくなった都会では、めったに見かけない生き物となっています。

そのため運良く家の中でヤモリを見かけたら、それは幸せが始まるサインと言えます。

  • 試験に合格する
  • 出世する
  • 結婚相手が見つかる

など、様々な良いことが起こるサインともなるんですね。

またヤモリは壁や天井に張り付くことから、長く幸運が続く象徴ともなっています。

子宝の使者

ヤモリが住みついた家は、長く良い運気が巡ってきます。そこから一族が長く続くきっかけとなる、子宝を象徴する生き物ともなっています。

そのため家や外でヤモリを見かけたり、夢でヤモリが登場すると、子宝を授かるサインともなんですよ。

白いヤモリは金運アップ!

ヤモリには突然変異で、全身真っ白なものがいます。白いヤモリはとても貴重で、運良く見かけると金運がぐんと上がるサインなんですよ。

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ヤモリとイモリの違いとは?

ヤモリに似た生き物にイモリがいますが、ヤモリとはどう違うのでしょうか?

ヤモリの特徴

ヤモリは爬虫類

日本で見かけるヤモリは「ニホンヤモリ」という爬虫類で、ヤモリ科ヤモリ属のトカゲの一種です。

秋田より南の本州・九州・四国、朝鮮半島・中国にも生息しています。また沖縄では「ホオグロヤモリ」という、鳴き声が特徴のヤモリが生息しています。

一方で秋田より北の東北や北海道は気候が合わず、ヤモリは生息していないんですよ。

ヤモリ

ヤモリの見た目や特徴は?

ニホンヤモリは体長10~15センチほどで、体の色は灰色や茶褐色です。全身に細かいウロコが生えていて、足の裏には「趾下薄板(しかはくばん)」という細かい毛が生えています。

ヤモリが天井にくっついていられるのは、細かい毛が壁のデコボコをしっかりキャッチするからなんです。

ヤモリは臆病で人を見るとすぐ逃げますし、捕まった時はシッポを切り離して逃げる特徴もあります。切り離したシッポはしばらく動くので、敵の目を引きつける役目を果たしてくれるんですよ。

イモリの特徴

イモリは両生類

ヤモリと似た名前の生き物にイモリがいます。イモリは両生類で、爬虫類であるヤモリとは全く違う生き物です

爬虫類と両生類の違いは、子供の頃の呼吸の仕方です。

両生類は子供の頃はエラ呼吸を行い、成長すると肺呼吸に変わります。一方の爬虫類は生まれたときから肺呼吸で、水が少ない陸地でも生きられるんですよ。

イモリの特徴は?

日本でよく見かけるイモリは「アカハライモリ」で、本州・九州・四国に広く生息しています。体長は10センチ程度で、背中が黒又は茶褐色・お腹が赤地に黒のまだら模様があります。

実はイモリは、皮膚からテトロドトキシという毒を出す特徴があります。テトロドトキシはフグが持つ毒としても知られていて危険ですが、イモリが出す毒の量はほんのわずかです。

もしもイモリに触ったら、すぐに手を洗うことを心がけましょう。

▼アカハライモリ
アカハライモリ

イモリは水の守り神

イモリは漢字で「井守」と書き、井戸や田んぼを守る縁起物です。田んぼや井戸などのきれいな水を好み、水辺を好む虫を好物としています。

そのため農家にとってイモリは、「田んぼの害虫を食べてくれる」存在です。井戸を使う方にとっても嫌な虫を退治してくれるため、守り神となってくれるんですよ。

ヤモリを見かけたらそっと見守ろう

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ヤモリは爬虫類の一種で、トカゲに似た小さな生き物です。家につく虫を食べることから、ヤモリは家の守り神として縁起物となっています。幸運や子宝をもたらす象徴でもありますし、白いヤモリは金運アップにもつながるんですよ

似た生き物にイモリがいますが、こちらは井戸や田んぼを守る「水辺の守り神」で全く違う生き物です。

ヤモリは臆病な生き物なので、もし見かけたらそっと見守って幸運を願いませんか?