11月をすぎると街角の装飾がクリスマスムードに変わってきます。友人や恋人と、どんなクリスマスイブやクリスマスを過ごそうか、わくわくしている方も多いでしょうね。
一方でお父さん・お母さんにとっては、「子供のクリスマスプレゼントをどうしようか」と悩む季節でもあります。そんなクリスマス、またクリスマスイブですが、実はキリスト教においては、日にちや時間が私達の認識と少し違ってくるんです。
そこで、
- クリスマスイブの「イブ」とはどんな意味?
- クリスマスとクリスマスイブの期間の違い
- クリスマスプレゼントを渡すのは24日?25日?
…について紹介していきますので、ぜひ覚えてくださいね!
クリスマスイブの「イブ」の意味とは?
「イブ」は「夜」のこと
クリスマス(Christmas)は「キリストのミサ」という意味を持ち、イエス・キリストの誕生をお祝いする祭です。日本では12月25日がクリスマスで、前日の24日が「クリスマスイブ」として、とても盛り上がりますよね。
クリスマスイブの「イブ(Eve)」は、「夜」という意味の「イブニング(evening)」と同系の古語「even」からきた言葉です。そのためクリスマスイブの意味は「クリスマス当日の夜」を指す言葉。実はクリスマス前日という意味ではありません。
しかしキリスト教を信仰する人が多い国でも、一般的な考え方として12月24日をクリスマスイブとしていることが多いです。少しややこしいですが、「イブという言葉に前日という意味はない」と覚えておきましょう。
クリスマスとクリスマスイブの期間の違い
クリスマスイブの意味は「クリスマス当日の夜」になるわけですが、キリスト教の教会暦においては、クリスマスは12月25日の1日(0時~24時)ではありません。
クリスマスの期間はいつからいつまでなのか?「クリスマス当日の夜」であるクリスマスイブはいつのことを指すのか?についてお伝えしていきます。
クリスマスは12月24日の日没から12月25日の日没まで
キリスト教の主な宗派ではユダヤ歴から継承された教会暦(典礼暦)を使っていて、「日没から次の日没」までを1日としています。
そのため、この暦を採用している教会においては、12月24日の日没をもってクリスマス当日(12月25日)となります。ですので、クリスマスの期間は12月24日の日没から12月25日の日没までになるんですね。
クリスマスイブは12月24日の日没から日付が変わるまで
先に紹介したように、クリスマスイブは「クリスマス当日の夜」という意味ですが、教会暦においては、クリスマスイブは12月24日の日没から、日付が変わるまで(0:00まで)を指します。
つまり、クリスマスとクリスマスイブは別々の日ではなく、クリスマスイブはクリスマスの期間に含まれるんです。クリスマスイブを起点としてクリスマスが始まるとも言えますね。
日にち | 12月24日 | 12月25日 | ||
---|---|---|---|---|
時間 | 0:00〜 | 日没〜 | 0:00〜 | 日没〜 |
教会暦では? | (普通の日) | (普通の日) | ||
– | ||||
一般的には? |
なお12月25日の夜にクリスマスのお祝いを行う家庭も多いと思いますが、本来25日の夜は教会暦ではクリスマスでなく普通の日です。
キリスト教を信仰する方にとってはクリスマスは大切な日で、24日の夜にはミサが行われています。一般的には12月24日がイブで、12月25日がクリスマスとして、素敵な時間を過ごしたいですね。
クリスマスプレゼントを渡すのは24日?25日?
12月24日の夜にプレゼントを渡そう
子供にとってクリスマスは、ごちそうが食べられてプレゼントがもらえる嬉しい日です。親にとっては、子供のサンタクロースの夢を壊さず、予算内でクリスマスプレゼントを渡す大変な日でもあります。また恋人同士や友達同士でプレゼントを交換する、素敵な日でもありますよね。
ここで気になるのは、「クリスマスプレゼントを渡す日は、24日なのか?25日なのか?」です。
上記で説明したように、キリスト教におけるクリスマスは24日の日没から25日の日没までです。ですので、友人同士や恋人同士でプレゼント交換を行うなら、12月24日の夜がぴったりと言えますね。
また子供に対しても、サンタクロースの夢を壊さないように12月24日の夜に子供が寝てからそっと枕元に置くのがいいですね。
12月25日の夜にプレゼントを渡しても大丈夫
12月24日にどうしても都合がつかないこともあるでしょう。その場合は、翌12月25日にクリスマスプレゼントを渡しても問題はありません。
キリスト教の暦では、25日の夜は普通の日になってしまって厳密には「クリスマス」ではありません。ですが、一般的には25日夜までクリスマスを楽しむものなので、プレゼントを渡しても大丈夫です。
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素敵なクリスマスイブを!
日本ではとてもにぎやかに過ごすクリスマスですが、本来のクリスマスはキリストの誕生をお祝いする厳かな日です。
クリスマスイブは特に盛り上がりますが、実はキリスト教においてはイブはクリスマスの前日ではなく、「クリスマスの当日の夜」というから驚きです。そしてクリスマスは「12月24日の日没から25日の日没まで」なんですね。
そのためキリスト教においても12月24日の夜にクリスマスの行事を行うものなので、クリスマスイブとして、お祝いを楽しむのも大丈夫なんです。
12月24日の夜にはクリスマスプレゼントを交換し、家族・友人・恋人と素敵な「クリスマス」を過ごしたいですね。
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