11月~12月にかけて、街のあちこちでクリスマスの装飾が見られるようになり、素敵ですよね。最近では日本でも「クリスマスマーケット」が開催される都市が増えて、多くの人でにぎわいます。

ところで、クリスマスマーケットとはどんなイベントなのでしょうか?

  • クリスマスマーケットとは?
  • クリスマスマーケットの歴史と開催期間
  • クリスマスマーケットの楽しみ方
  • 日本で開催されるクリスマスマーケットは?

…について順に紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

クリスマスマーケットとは?

クリスマスマーケット

クリスマス前に屋台がたくさん!

クリスマスマーケットは、ドイツやオーストリアでクリスマスシーズンに行われているイベントです。最近ではフランス他のヨーロッパの一部の都市でも行われています。

クリスマスマーケットでは、街の広間などの人が集まる場所に、クリスマス用の飾り物や食べ物を販売する屋台がたくさん並びます。「日本のお祭りみたいに、たくさんの屋台が並ぶ」といえば、イメージしやすいかも知れませんね。

ドイツやオーストリアでは、ほぼ全ての都市でクリスマスマーケットが行われますが、ドイツの大都市に限ってみても2500以上のクリスマスマーケットが行われるんですよ。

□ドイツ・ドレスデンのクリスマスマーケット
https://youtu.be/Kj1zR14tgYo

*メリーゴーランドや観覧車があるのは、とても素敵ですね!

クリスマスマーケットの歴史と開催期間

600年以上の歴史があるクリスマスマーケット

「クリスマスマーケット」は英語での呼び方であり、ドイツでは「ヴァイナハツ・マルクト(Weihnachtsmarkt)」と呼ばれます。日本では英語のクリスマスマーケットの呼び方が一般的ですが、ドイツ語の響きもなんだかかっこいいですね。

そんなクリスマスマーケットですが、歴史は古く1393年にはドイツ・フランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main)で開催されたという記録が残っています。

ただし記録に残っていないだけで、もっと古い歴史があるとも言われています。

クリスマス前のアドベントの期間中に開催

ヴァイナハツ・マルクト

ドイツではキリスト教におけるアドベント(Advent)の期間中に、クリスマスに必要な日常品を集めた市場が開かれる風習がありました。地方都市ごとに市は開かれ、多くの人で賑わったんですね。

「アドペント」の語源は、ラテン語のAdventus(アドベントゥス)からきていて、”到来”という意味があります、そこからキリスト教では「キリストの再臨を待ち望む期間」という意味を持っています。

キリスト教の風習としてのアドペントは、11月25日頃から12月24日までで、クリスマスの日の4回前の日曜から、クリスマスイブまでになります。開始日は年によって変わりますが、クリスマスイブまでということで、丁度クリスマス前の4週間にあたるんですね。

このアドベントの期間中に市場が開かれていた風習が、ドイツ・オーストリアを中心にヨーロッパ各地に広まり、「クリスマスマーケット(ヴァイナハツ・マルクト)」と呼ばれるようになったというわけです。

ちなみにアドベントは日本語にすると待降節(たいこうせつ)、降臨節(こうりんせつ)、待誕節(たいたんせつ)とも呼ばれています。

※日本での呼び名は、キリスト教の教派によって違ってきます。

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クリスマスマーケットの楽しみ方

ドイツの美味しい料理とお酒を楽しもう

日本で開催されるクリスマスマーケットのほとんどは、ドイツのクリスマスマーケットの様子を再現しています。そのためドイツのクリスマス前のにぎやかな光景を、楽しむことができます。

例えばドイツの美味しい料理がたくさん食べられるのは、クリスマスマーケットならでは。ソーセージやウインナーは、ドイツの地ビールとよく合います。豚肉を煮込んだ「アイスバイン」などの、温かな煮込み料理もおすすめです。

またキャベツを発酵させた「ザワークラフト」は、濃厚な料理の合間に食べるとさっぱりしますよ。

それにワインにスパイスを加えて温めた「グリューワイン」は、クリスマスマーケットに欠かせません。

ドイツではグリューワインの代金にマグカップ代が含まれ、持ち帰ったり他のお店で使うことができるんです。いらないならお店に返却すれば、マグカップ代はもどってくるんですね。日本ではマグカップだけを販売することが多く、限定デザインはつい集めたくなりますよ!

クリスマスを楽しむ

クリスマスだけの商品を楽しむ

オーナメントやスノードームなど

クリスマスマーケットでは、クリスマスで使いたくなる飾り物もたくさん販売しています。玄関や部屋に飾る「オーナメント」は、スパイスやハーブを使ったものもあって良い香りが楽しめます。

また「スノードーム」は小さくて可愛らしいので、お土産にもピッタリですね。

【関連記事】
スノードームの簡単な作り方!世界に一つだけの個性的な一品を作ろう!

シュトーレンなど

食べ物では「シュトーレン(シュトレン)」が、クリスマスシーズンだけの食べ物となります。シュトーレンはドライフルーツなどをたっぷり入れたパンで、クリスマスまでの間に大事に食べ続けます。

時間の経過とともに味わい深くなるので、毎日食べても飽きませんね。最近ではパン屋などでも見かけますが、クリスマスマーケットで本場のシュトーレンを購入するのも楽しいですよ!

【関連記事】
クリスマスに人気のシュトーレン。気になるカロリーと食べ方は?

日本で開催されるクリスマスマーケットは?

クリスマスマーケット

日本で開催される主なクリスマスマーケットについては、以下の記事にて紹介しています。

【関連記事(日本で開催のクリスマスマーケット)】

この他にも、名古屋市、長崎県佐世保市、鹿児島市、青森市、熊本市などでもクリスマスマーケットは行われます。近くにあればぜひ行ってみてくださいね!

クリスマスマーケットへ足を運ぼう!

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こんなに違う!日本と海外(欧米)のクリスマスの違いとは?

リスマスマーケットは、ドイツを中心としたヨーロッパで行われている屋台がメインのイベント。クリスマスに使う飾り物や食べ物がにぎやかに売られています。その様子はまるで日本の縁日のようとも言えますね。

また日本でもクリスマスマーケットは開催され、札幌・東京・横浜・大阪・福岡などが特に知られています。いずれもドイツのクリスマスマーケットを再現していて、日本にいながらヨーロッパ気分が味わえるんですね。

クリスマスが待ちきれなくなったら、クリスマスマーケットへぜひ足を運んでみませんか?

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