職場の飲み会などで、隣の人との距離が近すぎて、なんとなく不安に思った…ということはありませんか?違って、友人との飲み会では、隣との距離も気にならないですし、恋人ならもっと近づきたい!と思うこともありますよね?

こうした距離感によって気持ちが変わる原因の一つが「パーソナルスペース」というもの。人によってその距離は様々ですが、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。

そこで、

  • パーソナルスペースとは?
  • パーソナルスペースが広い人・狭い人の特徴
  • パーソナルスペースの男女の違いについて
  • パーソナルスペースを踏まえた付き合い方

…といった内容について紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

スポンサーリンク

パーソナルスペースとは?

自分の範囲がある

パーソナルスペース

パーソナルスペースとは、自分にとって他の人が近づくと不快に感じる空間・範囲のことを言います。

この「不快に感じる範囲」は人によって異なり、その範囲が狭い人もいれば、広い人もいます。恋人や家族なら近い距離は大丈夫という人もいれば、誰が相手でも近づかれると不快に感じる人もいるんですね。

パーソナルスペースは4つのゾーンに分類

パーソナルスペースという考え方を提案したのは、アメリカの人類学者であるエドワード・T・ホール(Edward Twitchell Hall:1914-2009)という人。

パーソナルスペースは、次の4つのゾーンに分類されるとしています。

  • 密接距離(0~45cm)
  • 恋人や親友など親しい人が近づいても許される距離で、ゼロの距離から45cmぐらいまで。

  • 個体距離(45~120cm)
  • 相手の表情が読み取れる距離で、45cm~120cmぐらいまで。

  • 社会距離(1.2m~3.5m)
  • 触ることはできないが会話が可能な距離のことで、1.2m~3.5mぐらいまで。

  • 公共距離(3.5m~)
  • 多数の人を見渡せるほどの距離や空間のこと。3.5m~7m、またそれ以上の距離。

「密接距離」〜「個体距離」は、パーソナルスペースが広い人にとっては、近すぎて不快に感じやすく、逆に狭い人には大丈夫な距離感と言えますね。

スポンサーリンク

パーソナルスペースの広い人・狭い人の特徴は?

パーソナルスペースの範囲は人それぞれです。その中で範囲が広い傾向にある人と、狭い傾向にある人の特徴を紹介します。

パーソナルスペースが広い人の特徴

パーソナルスペースが広い

パーソナルスペースの範囲が広い人は、次の特長が挙げられます。

  • 一人での作業が苦にならない。
  • 集団行動があまり得意ではない。
  • 他人から話しかけられたり、触れられることがやや苦手である。
  • 自分自身にやや自信が持てない。
  • どちらかといえば慎重である。

パーソナルスペースが広いということは、他人が近づいたときに不快に感じる範囲が広いということ。そのためこうした人に話しかけると、そっけない反応をされることもあります。

その結果、人見知りで自分の世界を持っている人だという印象になることがあります。

パーソナルスペースが狭い人の特徴

パーソナルスペースの範囲が狭い人には、次の特長が挙げられます。

  • 誰かと一緒に仕事を行うことが楽しいと感じる。
  • 団体行動が楽しめる。
  • 一人にされると不安に感じる。
  • 初対面の人でも気軽に話しかけられるし、つい触れたくなる。
  • 他人の目がそれほど気にしない。

パーソナルスペースが狭いということは、他人との距離が近くても大丈夫ということ。そして自分も他人に近づくことが平気なので、積極的に人と関わろうとする傾向があります。

その一方で誰とも会わない状況や、黙っていることが少し苦手な部分もありますね。そのため社交的で人懐っこいと思う人もいれば、馴れ馴れしいと感じる人もいます。

男女によるパーソナルスペースの違い

パーソナルスペースは、男女でも違いが見られます

基本的には、

  • 男性はパーソナルスペースが広め
  • 女性はパーソナルスペースが狭め

です。

そして男性は前方にスペースが広い、楕円形のパーソナルスペースを持つ傾向があります。

一方で女性は自分を中心とした、円形のパーソナルスペースを持つ傾向があるとされています。

パーソナルスペースを踏まえた付き合い方

自分なら平気だと考えない

距離感がある

パーソナルスペースについて考える場合は、「自分は平気だから」と思わないこと。自分にとって大丈夫な距離でも、相手にとっては不快な距離ということもあるんです。

またにぎやかな環境を好む人もいれば、一人の時間を大切にする人もいます。自分が他人とワイワイ過ごすのが好きだからといって、他人も同じではないことを理解しましょう。

人のものや他人に触れない

相手の持ち物が可愛くて素敵なので、つい触りたくなることもあるかもしれません。

しかしパーソナルスペースが広い人にとって、他人が自分のものを触るのは不快に感じることの一つです。そしてそれほど親しくもないのに、他人が自分に触ってくる行動はセクハラと思われる可能性もありえます。

たとえ自分が平気であっても、人のものや他人に触れるのは駄目だと理解しましょう。

ほどよい距離感を考えよう

【関連記事】

付き合いをしていく上で、この人ともっと親しくなりたいと思うことはありますよね?

しかし、親しげに話しかけても、相手が一歩引いてしまうこともあります。そうなってしまう原因の一つがパーソナルスペースなんですね。この場合、不用意に相手との距離を縮めすぎた可能性があります。

自分ならこれぐらいは平気なのに…と思わずに、話す内容や話すときの距離などに注意してみましょう。

パーソナルスペースの特徴を覚えて、話しかける内容や話すときの近づき方を見直してみるのも良いことですね。