花の美しい姿を長く楽しむにはドライフラワーもおすすめです。特に、千日紅(センニチコウ)は開花時期が長いこともあり、ドライフラワーには人気の花なんですね。
そんな千日紅は素敵な花言葉を持っていて、プレゼントにもピッタリなんです!
そこで、千日紅の花言葉や、開花時期や花の特徴など、どんな花なのか?といった内容について紹介していきます。ぜひ覚えてくださいね!
千日紅の花言葉は?

千日紅の花言葉は、次の4つが有名です。
- 色あせぬ愛
- 不滅
- 不朽
- 不死
色あせぬ愛
「色あせぬ恋」という花言葉は、千日紅の開花時期が長いことから名付けられました。発色の良い千日紅の花は、いつ見ても美しいことから長く続く愛情に例えられたんですね。
不滅・不朽・不死
「不滅」「不朽」「不死」の花言葉は、西洋の花言葉「immortality(イモータリティ)」から生まれました。イモータリティを和訳すると不滅・不死・不朽となるため、3つの花言葉はもともと同じものだったんですね。
「不朽」は「いつまでも価値を失わずに残ること」という意味で、「不滅」は「永久に残り続けること」という意味です。「不死」は「生き物がいつまでも死なないこと」という意味で、人によっては憧れの一つともなりますよね。
千日紅は開花時期が長く、ドライフラワーにしても花の色があせにくい特徴があります。そのため「いつまでも花の形が残る」ことから、失われることのない花言葉となったんですよ。
プロポーズにピッタリ!
千日紅の花言葉は、いずれも永遠を願うものです。
特に「色あせぬ愛」は、プロポーズの言葉にピッタリです。不滅や不死を使う場面は限られますが、「不朽」なら変わらない愛を伝えるのにも最適な花言葉と言えますね!
千日紅とはどんな花?開花時期は?
名前の由来は、千日色があせない

千日紅は熱帯アメリカや熱帯アフリカ地方原産の一年草で、ヒユ科センニチコウ属の植物です。近縁種に「キバナセンニチコウ(黄花千日紅)」があり、まとめて「千日紅」と呼ばれます。
ただし
- センニチコウ(千日紅)は一年草で葉は太め
- キバナセンニチコウ(黄花千日紅)は多年草で葉は細め
といった違いがあります。
千日紅という名前がつけられたのは、一度開花すると長く楽しめるからです。そのため百日花が楽しめると言われる「百日紅(サルスベリ)」より、長く楽しめる花という意味でつけられました。
実際は開花すると10日程度花が持つので、「千日」というのは少し大げさなところはありますね。
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独身男性のボタン
英語では千日紅のことを、
- Globe amaranth(ブロウブ・アマランス)
- Bachelor’s button(バチェラーズ・ボタン)
と呼びます。
Globe amaranthは「丸いアマランス」という意味で、「アマランサス」という花に似ている事からつけられました。
一方のBachelor’s buttonは、直訳すると「独身男性のボタン」となります。男性がプロポーズする時に、千日紅をポケットに忍ばせる風習から名付けられたんですね。
花言葉もプロポーズにピッタリなことも合わせて、素敵な名前ですね。

丸い「花」が長く咲く
千日紅の草丈は最大で30cm程度とそれほど大きくありませんが、中には50cm以上になる品種もあります。また育てやすく開花時期も6月~10月と長いため、ガーデニングにおすすめです。
花は直径2~3センチほどの球体で、赤・ピンク・紫・白などの色が楽しめます。また水分が少ない特徴もあるため、枯れたあとも鮮やかな色が残る特徴があります。
特に、キバナセンニチコウの一品種でもある「ストロベリーフィールズ」は鮮やかな赤い花が咲くため、イチゴにも見えるんですよ!
▼ストロベリーフィールズ
そんな千日紅ですが、実は「花」に見える部分は花ではありません。
花に見える部分は「苞(ほう)」という、蕾を包んでいる葉です。千日紅の「花」は苞の間にある小さな雌しべ・雄しべのようなもので、こちらは早い時期に枯れてしまいます。
しかし花が枯れたあとも苞は残るため、千日紅は長く「花」が楽しめるように見えるんですよ。
色褪せぬ思いを伝えたい!
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千日紅は丸く色鮮やかな花が、まるで千日間咲いているかのように長く楽しめる花です。咲いているときも素敵ですが、ドライフラワーにしやすく色あせないため人気となっています。
花言葉も「色あせぬ愛」や「不朽」など、プロポーズの言葉にぴったりです。しかも西洋では独身男性がポケットに忍ばせてプロポーズした風習もあるので、活用したいですね。
大好きなあの人に思いを伝えたいなら、千日紅をそっと渡して愛の告白としませんか?
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