めふん

行先のお土産で、地元でしか食べられていない珍味を頂くことはありませんか?そんな時、食べ方が分からず戸惑う事もありますよね。

そういった珍味の一つに、北海道の「めふん」(女奮)というものがあります。変わった見た目にびっくりしがちな「めふん」ですが、どんな味の食べ物なのでしょう?

そんな北海道の珍味「めふん」について、見た目や味、そしておすすめの食べ方といった内容で紹介します。ぜひチェックしてくださいね!

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めふんとは?

めふんとはどんな珍味?

「めふん」とは、主に北海道で食べられている、鮭(サケ)や鱒(マス)の背わた(腎臓)を使った塩辛のこと。

サケ・マスには中骨に沿って、赤黒い腎臓がついています。その血合いともよばれる腎臓を丁寧に取り出し、塩や醤油に漬けて熟成させたのが「めふん」なんです。

「めふん」という変わった名称は、アイヌ語で腎臓という意味の「メフル」が変化したものです。漢字で書くと「女奮」となりますが、めふんの材料として使われるのはほとんどが「オス」となります。

というのもメスの背わたはすぐに柔らかくなり、分解しやすい性質をもっています。そのため「めふん」に加工しづらいため、オスの背わたが使われているんですね。

鮭

めふんの見た目や味は?

好みはわかれる

めふんの見た目は赤黒く、少しどろっとしています。色を抜きにすれば、「イカの塩辛」に近いですね。

味に関しても、塩漬け・醤油漬けにしたものですので、塩気が強いものとなります。その中にレバーのようなクセが感じられ、そのまま食べると生臭さを感じる場合もあります

ご飯のおかずにもなりますが、めふんは日本酒に合う個性的な味。それだけに味は好みがわかれます。お土産にするときは、相手が日本酒を好むかどうかも考えてから選ぶといいですね。

*好きな人にはやめられない美味しさですね。

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めふんのおすすめの食べ方

日本酒のおつまみに

めふんの味は個性的ですが、日本酒との相性が抜群です。クセのある塩辛さが、日本酒のまろやかさとよく合うんですよ。

ただしめふんだけを食べるとなるとクセがありますし、塩分のとりすぎも気になります。そこで千切りにしたキュウリとめふんを和えて、簡単な小鉢にするのはいかがですか?

キュウリには強い味がなく、また塩分の元である「ナトリウム」を排出する効果があります。生臭さが気になるならすりおろししょうがを添えれば、さっぱりとした一品になりますよ。

めふんを乗せたじゃがバター

北海道ではふかしたジャガイモの上に、バターと塩辛を乗せて食べることがあります。居酒屋でも「塩辛付きのじゃがバター」は、定番メニューとなっているほどなんですね。

そこで塩辛の一種である「めふん」も、同じようにじゃがバターの上に乗せてみませんか?

作り方は、次の通りです。

  1. 皮付きのじゃがいもをきれいに洗って泥を落とし、ジャガイモの芽を落とします。
  2. 軽く濡れた状態でラップにくるみます。
  3. 電子レンジで7~8分程度加熱します。
  4. 中まで火が通ったかを、竹串出さして確認します。
  5. 火が通っていたら包丁で十字に切れ目を入れ、バターとめふんを乗せて完成。

新ジャガイモを使うと皮も柔らかく食べやすいですが、気になるなら皮をむいても構いません。最初はこの取り合わせにびっくりしますが、食べてみると病みつきになりますよ。

アンチョビの代わりに「めふんパスタ」

めふんなどの塩辛の味わいは、イワシの塩漬け「アンチョビ」の味わいに似ています。そこでアンチョビの代わりにめふんをつかい、簡単パスタにすると美味しく頂けますよ。

■材料(2人前)

  • パスタ     200g
  • キャベツ    3枚程度(150g~200g)
  • めふん     30g
  • パスタの茹で汁 お玉1杯分(茹で上がった時に取り分ける)
  • にんにく    2かけ
  • 赤唐辛子    1本
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 塩・コショウ  少々

■作り方

  1. キャベツを食べやすい大きさにちぎります。
  2. ニンニクは粗みじん、赤唐辛子は種を抜いて輪切りにします。
  3. 大きな鍋にお湯を沸かし、パスタを規定時間どおりに茹でます。
  4. フライパンにオリーブオイル・ニンニクを加えて弱火にかけ、香りが出たら赤唐辛子とキャベツを加え炒めます。
  5. キャベツがしんなりしたらめふんを加えて混ぜます。
  6. 茹で上がったパスタと茹で汁を加えて軽く混ぜます。
  7. 味見をして塩・コショウで調整し、完成。

キャベツの芯は火が通りにくいので、加えるなら芯の部分は薄切りにしましょう。

「めふん」は通販でも購入できますよ。

味わい深い「めふん」

【関連記事】

ふんは鮭や鱒の背わたを使った塩辛で、北海道の郷土料理の一つ。見た目がかなり個性的で、味も塩辛く好みが別れる食べ物です。

しかし日本酒との相性が抜群で、北海道では「めふん」だけでお酒が止まらなくなる人も多いほどなんですよ。じゃがバターに乗せてもおいしいですし、アンチョビのかわりにパスタに使うのも素敵ですね。

北海道土産でめふんをいただいたら、いろいろな食べ方で楽しんでくださいね!