以前に「リーガルハイ」という、熱血弁護士を主役にしたドラマがありました。実際にあんな弁護士がいたら心強いですが、個性が強すぎるのも困りますよね。

ところでドラマのタイトルにもなった「リーガル」とは、どういう意味の言葉なのでしょうか?靴にも「リーガル」というブランドがありますが、同じ意味の言葉なのか気になりませんか?

そんな、リーガルの意味や使い方、また靴のリーガルとの違いについて紹介していきます。

リーガルの意味とは?

法律に関することを表す

法律の仕事に携わる人

リーガルは英語で「Legal」と書き、次の意味があります。

  • 法律に関する、法律の要求する
  • 法定の
  • 法律上の
  • 適法の、正当な、合法的な

いずれの場合も「法律」に関する事柄を表す時に、形容詞として使われます。そのため「リーガル」を単体で使うことは少なく、他の単語と組み合わせて使うのが一般的なんですね。

靴のリーガルとは?法律のリーガルとの違いは?

立派な靴

靴のブランドに、「リーガル」というものがあります。アメリカ生まれのリーガルは、日本でも50年以上前から商品展開を行っています。履きやすさとビジネスシーンで使いやすいデザイン、そして常に新しさを取り入れるスタイルが人気のブランドですね。

そんな靴ブランドの「リーガル」ですが、英語では「Regal」と綴ります。法律のリーガル「Legal」とは、英語のスペルの最初の文字が違いますよね。そのため、意味も違うんです。

*法律のリーガルは“L”で、靴のリーガルは“R”

靴のリーガル(Regal)は、次の意味となります。

  • 堂々とした
  • 王者らしい、帝王にふさわしい
  • 荘厳な

素晴らしい人によく似合う王者の風格をたたえた靴、というのが靴のリーガルの由来なんですね。

一方、法律のリーガル(Legal)は先に紹介したように、法律に関する、法律上の、合法的な・・といった意味ですから、綴(つづり)も文字も発音も違ってきます。

発音の違いは微妙なところがありますので、日本人の耳では同じに聞こえるかも知れませんね。しかし意味は全く違うので、英語で書くような場合には書き間違いには注意しましょう。

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リーガルの使い方

リーガル(Legal)は形容詞のため、他の言葉と組み合わせて使います。特にビジネスシーンでは、次の言葉がよく使われるので覚えてくださいね。

リーガルチェック

打ち合わせ

書類や契約書など、法律上問題がないかどうかを確認することリーガルチェック(Legal Check)といいます。書類の不備は信用問題にもつながるため、大きいプロジェクトではリーガルチェックは欠かせません。

そのため弁護士や法務担当者などの「法律のプロ」が確認し、問題がないかを確認するんですね。

  • 業務提携の契約書を作成するにあたり、複数の弁護士によるリーガルチェックが行われた。
  • リーガルチェックを怠ったばかりに、知らず知らず法律違反となってしまった。

リーガルマインド

リーガルマインド(Legal Mind)を直訳すると「法律の精神」となりますが、ここでは法律をもとに判断する能力のことを言います。そのためには法律を学ぶ必要がありますが、判断基準を増やすことはビジネスシーンでは大切なんですよ。

  • 多少の不正は許されるとは言うが、リーガルマインドに従うなら見逃すわけにはいかない。
  • 感情も絡んだ複雑な問題であるため、ここはリーガルマインドでの判断が求められる。

リーガルサービス

リーガルサービス(Legal Service)とは、弁護士が提供する様々なサービスのことを言います。例えば市町村で行う「無料法律相談」も、リーガルサービスです。

遺産相続・離婚相談・損害賠償に関わる相談など、弁護士ができることは様々なんですよ。

  • 法律事務所と契約を結ぶことで、社員へのリーガルサービスを提供できるようになった。
  • 契約トラブルで悩んでいるなら、商取引のリーガルサービスを行っている弁護士に相談するのが良いだろう。

リーガルハイ

ドラマのタイトルにもなったリーガルハイ(Legal High)は実は造語で、あえて直訳すると「法律的な高揚」となります。

ドラマでは、「主人公の弁護士が法律を駆使して相手に勝つことで、テンションがものすごく上がる」といった内容となっているので、よく表している言葉と言えます。ですが、実際は造語なのでビジネスシーンでは使われません

困った時に頼りになる存在

律は難しく厳しいと感じることがありますが、困った時に頼りになる存在です。そんな法律を表す言葉が「リーガル」で、リーガルマインド・リーガルチェックなどと表現されます。

また靴でもおなじみのリーガルですが、こちらはつづりが違うので注意が必要です。靴のリーガルは「堂々とした・王者の風格」という意味なので、法律のリーガルとは関係ありません。

何か困ったことが起きたら、まずは無料の法律相談を利用して、解決の糸口を見つけるようにしたいですね。