が近づくにつれて、花の便りが届くのはとても素敵です。一方で鼻や目がぐずぐずする「花粉症」の季節でもあり、気持ちが落ち込むこともありますよね。

そんな花粉症対策としても注目を集めているのが、柑橘類の「じゃばら」です。聞きなれない名前のじゃばらですが、どんな果物なのでしょうか?

そこで、

  • 柑橘類のじゃばらとは?名前の由来は?
  • じゃばらの効果・効能
  • じゃばらの味やおすすめの食べ方

…について紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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柑橘類の「じゃばら」とは?

幻の果物。名前の由来は?

柑橘類

じゃばら柑橘類の一種で、ゆず・温州みかん・クネンボなどが自然交配されてできたものです。“じゃばら”という変わった名前は「邪気(じゃき)を祓う(払う)」ということから名付けられたと言われています。

じゃばらは和歌山県東牟婁郡北山村に古くから自生し、江戸時代には各家庭の庭先で栽培されてきました。

ちなみに北山村は、和歌山県でありながら、周りが奈良県と三重県の県境になる「飛び地」と呼ばれるところにある村。じゃばらは現在もこの北山町でほとんどが生産され、95%以上がジュースなどの加工品に回されます。

このため果物の状態で市場に出回ることはほとんどなく、「幻の果物」といわれているんですね。

花粉症が楽になった

じゃばらは北山村周辺で自生する、知名度の低い果物でした。そのため生産量も少なく、2000年には村での生産をやめるという動きもあったほどです。

ところが毎年沢山購入する方の意見に、「花粉症が楽になった」というものがありました。そこで村がインターネットを使ってモニター調査をした結果、食べたことのある方から同様の意見が多く届いたんです。

このことから「じゃばら」は口コミで評判が広がり、ネット販売での売上も急増したんですね。

□じゃばら 邪鬼をはらう果実・和歌山県北山村

*豊かな自然のなかで、じゃばらは大切に育てられています。

じゃばらの効果や効能は?

リラックス効果

ビタミンCやクエン酸に美肌効果が

じゃばらにはお肌づくりに欠かせない、ビタミンCが含まれています。また酸味成分であるクエン酸には、血液サラサラ効果があるためお肌に栄養が届きやすくなります。

クエン酸には疲労回復効果もあるため、健康的なお肌づくりにじゃばらは効果的なんですよ!

花粉症にナリルチンの効果が

柑橘類にはフラボノイドの一種である、「ナリルチン」という成分が含まれています。じゃばらは柑橘類の中でも、特にナリルチンの含有量が多いんです。

実はナリルチンには、脱顆粒現象を抑える効果があると発表されています。脱顆粒現象とは、アレルギー反応を起こす物質が大量に出てしまう現象のことを言います。

花粉症は花粉に対してアレルギー反応が出て、くしゃみ・鼻水・目のかゆみが出る症状ですよね?これは花粉症が体に入ったことで、「これは危険だ」と体が過剰反応してしまいます。

この時に様々な症状を引き起こす物質がでるために、花粉症となるんですよ。

じゃばらと花粉症の関係は、当初はよくわかっていませんでした。しかしナリルチンによる脱顆粒抑制効果がわかったことで、花粉症対策になることが知られたんです!

またじゃばらに含まれるナリルチンの効果は、次のアレルギー症状の緩和にもつながります。

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性の気管支喘息

これらの症状も辛いものが多いため、症状が和らぐのであればうれしいですね。

参考リンク:平成15年度和歌山県工業技術センター研究報告

*こちらの研究結果によると、他の柑橘系に比べてじゃばらの脱顆粒抑制作用が高いことが良くわかります。

注意点

じゃばらは薬ではないため、確実に効果がでるものではありません。またアレルギー症状によっては、摂取することでかえって症状が悪化する場合もあります。

まずは医師の診断をうけ、じゃばらを食べても大丈夫かを必ず確認しましょう!

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じゃばらの味やおすすめの食べ方

酸味と苦味が強い味。料理に活用!

じゃばらはゆずが自然交配された柑橘類なので、見た目や香りはゆずに似ています。

味は、酸味と苦味がゆずよりも強く、好みが別れる味となっています。また果汁がたっぷりとれることから、調味料として北山村では愛用され続けてきました。

例えば、焼き魚に醤油や塩をふらず、じゃばらをかけることで塩分を減らしつつ美味しくいただけます。あるいは酢の物のお酢代わりにつかうことで、フルーティーな味わいが楽しめます。

ドレッシング・香り付け・隠し味など、様々な料理に活用すると毎日の摂取に役立ちますよ。

果汁を割ってジュースに

収穫されたじゃばらは、ほとんどが加工品として市場に出回ります。

特に果汁100%の製品は酸味が強いため、水・お湯・炭酸で割ってジュースにすると続けやすいですよ。最初は小さじ1杯のじゃばら果汁を100~150ccの水で割ってみて、すっぱいようなら水を足していきましょう。

*通販でも加工ジュースは購入できますよ。

つらい季節の強い味方

粉症対策にはマスクなどの防御や、薬での症状緩和がとても有効です。それでもつらい症状は出てしまいますし、薬が合わないこともあります。

そんな時の手助けとなりそうなのが、和歌山・北山村名産の柑橘類「じゃばら」です。強めの酸味と香りは料理にピッタリですし、薄めればジュースとしてもおいしいですよ!

花粉症を乗り切る手助けに、じゃばらを活用してみませんか?