本のお祭りには、長い歴史と文化を現代に引き継ぐものが多くあります。そんな貴重なお祭りの一つが、岐阜県高山市で4月に行われる「春の高山祭」です。

春と秋に行われる高山祭は、

  • 日本の「山・鉾・屋台行事」の1つとしてユネスコ無形文化遺産
  • 屋台は重要有形民俗文化財
  • 屋台行事や祭行列は重要無形民俗文化財

にそれぞれ指定されているんです。

そんな春の高山祭、2019年の日程やスケジュール、そして見どころやアクセス情報について紹介します。ぜひ行かれるときの参考にしてくださいね!

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春の高山祭、2019年の日程とスケジュール

毎年4月に開催!

春の高山祭

春の高山祭は、岐阜県高山市にある「日枝神社(ひえじんじゃ)」で開催されているお祭りです。

開催日は毎年決まっていて、4月14日・15日の2日間に渡ります。スケジュールもあわせて紹介しますね!

  • 開催日時:2019年4月14日(日)・15日(月)
  • 会場:日枝神社(岐阜県高山市城山)、お旅所、JR高山駅より東側の市内

◇日枝神社

◇お旅所

主なスケジュール

★1日目(4月14日)

時間 祭りイベント 場所
9:30~16:00 屋台曳き揃え お旅所前広場・神明町通り・本町1、2丁目
11:00頃 からくり奉納 お旅所前
13:00~16:00頃 御巡幸(祭行列) 日枝神社~お旅所
14:30頃 からくり奉納 お旅所前
18:30~ 夜祭 神明町付近~お旅所付近

★2日目(4月15日)

時間 祭りイベント 場所
9:30~16:00 屋台曳き揃え お旅所前広場・本町1、2丁目・さんまち通り
10:00頃 からくり奉納 お旅所前
12:30~16:00頃 御巡幸(祭行列) お旅所~日枝神社
14:00頃 からくり奉納 お旅所前

2019年は、初日が日曜日と楽しみやすい日程のため、例年以上ににぎやかになりそうですね。

春の高山祭とは?

春を呼び込むお祭り

飛騨高山

日枝神社の例大祭として行われる「春の高山祭」ですが、正式名称を「山王祭(さんのうまつり)」といいます。

「春の」とつくのは、秋にも高山祭が行われているから。「秋の高山祭」は櫻山八幡宮の例大祭で、「八幡祭」が正式名称となっています。

【関連記事】
秋の高山祭の日程や見どころ!春の祭との違いは?

春の高山祭の歴史は古く、1692年(元禄5年)の記録には「今から40年前から3年ごとにお祭りを行った」と書かれています。ですので、その40年前である1652年(慶安5年/承応元年)からはじまったということですね。

ただし、当初は、現在の高山祭で見られる「屋台(山車)」などはありませんでした。後に高山の豪商たちがお金をだし、とても豪華な屋台を作り上げていったんです。また地域ごとに屋台を保存していて、これが現代まで伝わっているんですよ!

ちなみに、櫻山八幡宮の例大祭である「秋の高山祭」は1718年(享保3年)から始まっています。

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春の高山祭の見どころ!

屋台曳き揃え

豪華絢爛な屋台

春の高山祭でまず注目してほしいのが、屋台曳き揃えです。国の重要有形民俗文化財に指定されている屋台が、お披露目されます。

それぞれに豪華絢爛な装飾が施され、その美しさから日光東照宮にある陽明門のようだと例えられるほどです。

また屋台の美しさは京都の祇園祭にも負けないほどで、春の高山祭は「日本三大曳山祭」の一つにも数えられているんですよ!

2019年は12台ある屋台のうち、修理中の1台を除いた11台が披露されます。下記場所に分けて披露されているので、すべてを見たい人は場所をチェックしてくださいね!

日にち 時間 曳き揃えの場所 屋台
4/14 9:30-16:00頃 旅所前広場
(高山陣屋前)
神楽台・三番叟・龍神台・石橋台
神明町通り 麒麟台・五台山・鳳凰台・恵比須台・崑崗台・琴高台・青龍台
4/15 9:30-16:00頃 旅所前広場
(高山陣屋前)
神楽台・三番叟・龍神台・石橋台
本町1丁目 麒麟台・青龍台
さんまち通り 鳳凰台・恵比須台・五台山・崑崗台・琴高台

※「大國台」は修理中のため2019年は公開されません。

からくり奉納

三番叟・龍神台・石橋台の3つの屋台には、「からくり人形」が設置されています。春の高山祭期間中には、このからくり人形を動かす「からくり奉納」が実施されます。

  • 14日は、11時〜・14時30分〜
  • 15日は、10時〜・14時〜

それぞれ50分程度実施されますが、人形の動きがとても美しく、屋台の上が小さな舞台となるんですよ!

□高山 龍神台のからくり奉納

*生きているのかと思うぐらい、生き生きと人形が動いていますね。

御巡幸(祭行列)

春の高山祭でもう一つ注目してほしいのが、御巡幸(ごじゅんこう)と呼ばれる祭行列です。お神輿を中心に、数百名にもなる裃姿(かみしもすがた)の人々が行列を行います。

その様子は大名行列のよう。中心のお神輿は殿様のようにも見えるんですよ。

初日(4月14日)の行列は、日枝神社を13時ころに出発して旅所と呼ばれる「高山陣屋」ヘ向かい、お神輿はここで1泊します。

そして2日目(4月15日)は、逆の行程となり、高山陣屋を12時30分ころに出発し、日枝神社へ向かいます。その様子を見ていると大名行列みたいですね。

□春の高山祭-御巡幸

*お囃子や鳴り物、獅子舞なども参加し、にぎやかな行列は続きます。

夜祭

初日4月14日の夜の見どころは、「夜祭」。11台の屋台が、それぞれ100個もの提灯を灯し町中を巡ります。

そして道中後半の順道場(じゅんどうば)を過ぎると、「高い山」という地元に伝わる曳き別れ歌を歌いながら、各屋台蔵へと戻っていきます。

昼とは違って、古い町並みに映える幻想的な風景が楽しめますよ。

昨年の2018年は雨のため夜祭は中止になりましたが、今年は期待したいですね。

アクセス情報

公共交通機関でのアクセス

東京方面から向かう場合、まずは東海道新幹線で名古屋駅まで向かいましょう。名古屋駅でJR高山本線に乗り換え、高山駅で下車します(名古屋駅から約2時間20分)。

関西方面から向かう場合は、大阪駅から「特急ワイドビューひだ号」を利用し、直通で高山駅へ行けます(大阪駅から約4時間10分)

そして、JR高山駅乗鞍口(東口)から日枝神社へは徒歩20分ほど、お旅所、高山陣屋付近へは15分ほどなので、散策も兼ねて歩くのも楽しいですよ!

車でのアクセスは?

東京方面からの車のアクセスは次の通りです。

  1. 東京から中央自動車道、長野自動車道を経由して「松本IC」(約2時間30分)
  2. 松本ICから、国道158号経由で「平湯温泉」(約1時間)
  3. 平湯温泉から国道158号経由で「高山駅」(約50分)

関西方面からは次の通りです。

  1. 豊中ICから名神高速道路で「一宮JCT」(約2時間)
  2. 一宮JCTから東海北陸自動車経由で「飛騨清見IC」(約1時間30分)
  3. 飛騨清見ICから中部縦貫道経由で「高山IC」(約20分)
  4. 高山ICから一般道を走り「高山駅」(約10分)

高山駅周辺に有料駐車場が複数ありますし、お祭り当日は、臨時駐車場も複数箇所開放されます。また会場から離れている臨時駐車場の場所からはシャトルバスも運行される予定です。

交通規制は?

両日とも以下の時間帯には、日枝神社周辺、お旅所周辺をはじめ、神明町通り、さんまち通り、広小路通り、八軒町通り、本町通りの広い範囲にわたって交通規制が敷かれます
*安川通り、国分寺通りあたりは、断続的に通行止めとなります。

  • 4月14日:8:30~22:00頃
  • 4月15日:8:30~17:00頃

お祭り当日は大きな混雑が予想されるので、可能であれば公共交通機関の利用をおすすめします。

参考リンク:2019年の春の高山祭り交通規制・曳き揃えルート(PDF)

飛騨高山で美しい春を楽しもう

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の高山祭は京都・祇園祭、埼玉・秩父夜祭とあわせて、「日本三大曳山祭」とも呼ばれています。また重要有形民俗文化財、重要無形民俗文化財や、ユネスコの世界遺産に登録されるほどの貴重なお祭りでもあるんですよ。

その見どころは匠の技が生かされた、とても美しい「屋台」が楽しめること。また大名行列を思わせる「御巡幸」も、当時の様子が楽しめる素敵なものなんです!

飛騨・高山に春を呼び込む、春の高山祭へ遊びにぜひ行きませんか?