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正月には鏡餅を飾りますが、お正月が終わったら「鏡開き」をしますよね。

鏡開きの頃には、もうすっかりお正月気分も抜けて、新しい年をどう過ごすかで、頭がいっぱいかも知れませんね。



ところで、鏡開きって、いつだと思っていますか? 実は、鏡開きって、全国同じ日ではないんですよ。

鏡開きについてや意味・由来、2018年の鏡開きはいつか?、地域によって鏡開きの日が違う理由など、鏡開きについてまとめてみました。

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鏡開きとは?鏡開きの意味・由来は?

「鏡開き」とは、お正月に飾った鏡餅を下げ、お汁粉やお雑煮などにして「食べる」行事です。

鏡開きは、1年間の家族の無病息災を祈って行われます。

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鏡開きの意味

お正月は、新しい年を運んでくださる、「歳神さま」をお迎えする行事です。

歳神さまへのお供えが鏡餅で、鏡餅には歳神さまの魂が宿ると言われます。

鏡餅は、「歳神さまへのお供え物」なので、神様がいらっしゃる「松の内」1月7日までの間は下げたり食べたりせずに飾っておきます。

「松の内」が過ぎると、歳神さまをお送りすることになるのですが、このときに、鏡を開いて、歳神さまのお力が宿ったお餅をいただくことで、その年の家族の無病息災を祈ります。

つまり、鏡開きは、鏡を開き、お餅を「食べる」ところに意味があるんですね。

鏡開きには、必ず歳神さまの魂のこもったお餅をいただくようにしましょう。

関連記事:歳神様(年神様)とは?お正月にお迎えする由来や祀り方について

鏡開きの由来

鏡開きは、もともと、お正月に区切りをつけ、仕事始めをする日でした。

  • 武家では、具足開き(ぐそくびらき)
  • 商家では、蔵開き(くらびらき)
  • 農家では、鍬初め(くわはじめ)

などが行われ、1年の出発とされたのです。

武家の具足開きでは、甲冑にそなえた「具足餅」を下げて雑煮にして食べることを、「刃柄(はつか)を祝う」と言いました。

また、女性たちは、鏡台に供えた鏡餅を「初顔祝う」として、雑煮にして食べたそうです。当時の鏡開きは1月20日に行われていたので、「二十日」にかけていたんですね。

この武家の習慣が一般化したのが、鏡開きだと言われます。

お餅を刃物で切るのは「切腹」を連想させるため、お餅は手や木槌で割るのですが、「割る」と言う言葉を避けて「鏡開き」とされました。「開く」と言う言葉は、「割る」の忌み言葉で、「末広がり」を意味します。

また、鏡餅を食べることは「歯固め」と言われ、硬いものを食べることで歯を丈夫にし、歳神さまに長寿を祈るためだと言われます。

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鏡開きを定着させたのは三代将軍家光

鏡開きを定着させたのは、徳川三代将軍家光です。江戸城では、昼食の前に、女中たちにもお汁粉がふるまわれたとのこと。

また、武家の「具足開き」にちなみ、武家の道場でも鏡開きが行われるようになります。

鏡開きは、「稽古始め」の行事で、一年の行事のなかでももっとも神聖な行事とされました。

1年の初めに、新たな気持ちで勉強や仕事を始めるのは、いつの時代も同じなんですね。

2018年の鏡開きはいつ?

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鏡開きは、「松の内」が明けた1月11日に行われるのが一般的です。

なので、2018年の鏡開きも1月11日(木)ですね。

ただ、関西では1月15日に行われることが多いです。

また、松の内が1月15日までのところでは、鏡開きが1月20日に行われるところもあります。

鏡開きは、お住まいの地域の習慣に合わせて、行うようにしましょう。

地域によって鏡開きの日が違う理由は?

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今は、一般的に1月11日に行われる鏡開きですが、昔は「二十日正月」といって、1月20日に鏡開きを行っていました。

武家社会の風習からも、「刃柄(はつか)」との語呂合わせから、「二十日」に行われていたと言われています。当時は、「松の内」も1月15日の小正月までだったので、20日は「松の内」の後と言うことになりますね。

ところが、徳川三代将軍家光が4月20日に亡くなったため、月命日の1月20日を忌日(いみび)として避け、鏡開きは1月11日に行われるようになりました。

鏡開きは、「松の内」後に行われるもののため、「松の内」も、これに合わせて1月7日に変更されたとのこと。

関東では、江戸幕府から「松の内は1月7日まで」との御触れが出たため、1月11日に鏡開きをするのが習慣になりました。

しかし、関西では、この風習が広まらず、「松の内は1月15日」のままとなり、鏡開きも1月15日となりました。松の内を1月15日までとする地域では、今でも鏡開きを1月20日に行うところもあります。

また、京都の近郊では、お正月の三が日を終えたら鏡開きをすると言うことで、1月4日に鏡開きをする地域もあるとか。ただ、その理由については、明確にはなっていないと言われています。

鏡開きのマナーは?

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鏡開きは、武家社会の習慣が広まったものなので、鏡餅を刃物で切るのは厳禁です。刃物は切腹を連想させますし、歳神さまの魂がこもったお餅に刃物を向けるのは大変に失礼なこととされています。

鏡開きのときには、手や木槌でお餅を割るようにしましょう!

真空パックの鏡餅は?

最近の、小さなお餅の入った真空パックの鏡餅では、お餅を割る心配もないですが、真空パックの大きな鏡餅は硬くならないので割ると言っても大変ですよね。

そんなときには、様子を見ながら、電子レンジにかけて柔らかくしてみましょう。その場合には、もちろん、パックから出して、レンジにかけてくださいね。

柔らかくなったお餅は、大変熱くなっています。やけどに注意しながら、手で分けるようにしましょう。

関連記事:
固い鏡餅の簡単な切り方!切ったあとの保存方法はどうする?

お汁粉かお雑煮か

鏡開きのとき、お餅はお汁粉にして食べますか?それともお雑煮でしょうか?

日本鏡餅組合の調査によれば、お汁粉2500・雑煮1500・その他500の割合となっています。

参考:日本鏡餅組合アンケート

やはり、全国的に「お汁粉派」が多いんですね。

でも、九州では「お汁粉」ではなく「ぜんざい」と言っていました。お住まいの地域ではいかがですか?

ちなみに、「その他」には、

あべかわ、 あられ、 おかき、 きな粉、 もんじゃ焼き、 しょう油餅、 チーズのせ、 納豆和え、 ピザ、 あんころ餅、 ゴマ、 お鍋、 パスタでアレンジ、 うどん、 カレー、 味噌汁…

などがあるようです。

お餅も色んな楽しみ方があるんですね。

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餅のカビを防止する保存方法4つ!カビがあっても食べられるの?

鏡開きにはお餅をいただきましょう

□鏡開き

どもの頃は、神棚には大きな鏡餅を飾り、勉強机などにも小さな鏡餅を飾ったものです。

お正月と言えばお餅で、子どもの頃に食べ過ぎたせいか、今は、お餅はあまり好きではありません。それでも、小さいとはいえ、毎年必ず鏡餅は飾ります。だって「お正月」ですから。「お正月」と言うのは、そう言うものだと思っています。

お餅はそんなに好きじゃないけど、ぜんざいは大好きなので、鏡開きは好きな行事ですが、これまでは真空パックのお餅を包丁で切っていました。

包丁で切るのは、ダメだったんですね…これからは、切らなくていい鏡餅にしようと考えているところです。

いくつになっても、お正月は楽しみだし、楽しみたいと思っています。