は暖かな気候と、本州とは違った風習が魅力的ですよね。そんな沖縄では、お正月とは別に旧正月にもお祝いを行うんです。

沖縄の旧正月は地元の人にとって特別なもので、お正月以上に盛り上がる地域もあるほどです。そんな沖縄の旧正月ではどんな料理を食べるのか、どんなイベントがあるのか、気になりませんか?

そこで、沖縄の旧正月に関して、この時期に食べられる料理やイベント・風習について紹介します!

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沖縄の旧正月について

旧正月とは?

旧正月とは、月の満ち欠けを元にした太陰暦という暦の1月1日のこと。現在使っている「太陽暦」と1ヶ月前後のズレがあるため、その年によって旧正月となる日も違ってきます。

2019年の旧正月は2月5日(火)ですね。

日本では馴染みの薄い旧正月ですが、

  • 中国や台湾では「春節」
  • 韓国では「ソルラル」
  • ベトナムでは「テト」

として、旧正月は盛大にお祝いします。

旧正月を祝う

沖縄にとって旧正月は?

沖縄では長い間、旧正月をお正月としてお祝いしていました。

ところが終戦後のアメリカ統治から日本に復帰する際に「太陽暦でのお祝いを優先しよう」と通達されました。その結果、1月1日の正月をお祝いするようになりましたが、旧正月をお祝いする伝統も引き続き残っているんですね。

沖縄の旧正月でのお休みは?

沖縄の旧正月は、1月1日のお正月と違って暦の上での祝日ではありません

そのため平日であれば、市役所や病院は開いています。会社やお店も基本的には通常どおりですが、個人のお店はお休みする場合があります。

もしお目当てのお店があるなら、事前に確認すると慌てませんよ。

沖縄の旧正月で食べる料理は?

豚肉たっぷり

旧正月の沖縄料理

沖縄では「おせち」をお正月に食べる風習はなく、代わりに伝統的な豚肉料理を中心にいただきます

例えば「クーブイリチー」という昆布と豚肉を炒め煮にした料理は、お祝いの席に欠かせません。その他にはごぼうを豚肉で巻いた「グンボーマチ」や、豚を煮込んだ角煮の「ラフテー」もよく食べられます。

衣が厚めの「天ぷら」や、里芋の一種「ターンム(田芋)」を揚げたものも、お正月料理の定番です。

ただし暦の上では旧正月は平日のため、忙しい方は「オードブル」で済ませることも多いんですね。

お雑煮のかわりに

お正月料理といえば雑煮も欠かせませんが、沖縄では「中身汁」(なかみじる)や「ソーキそば」をいただきます。

中身汁は豚の内臓と椎茸・こんにゃくが入ったすまし汁で、お好みでネギやすりおろし生姜を加えます。沖縄では新鮮な豚の内臓が手に入りやすく、また下処理をしっかり行うので食べやすいんですね。

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沖縄の旧正月のイベントは?

お飾りや鏡餅は?

沖縄の旧正月では独自のお飾りを、「ヒヌカン」という火の神様や、仏壇にお供えします。

お供えするものは、

  • 3段重ねの鏡餅「ウチャヌク」
  • 炭を昆布で巻いたもの
  • みかん

です。

これを3セット用意し、「ウカリー」と呼ばれる赤・黄・白の3色の色紙の上に並べるんです。

また「若水(わかみず)」と呼ばれる、旧正月の朝に井戸から組み上げた水もお供えします。若水を組む風習は本州でも行う地方があるので、遠く離れていてもつながりが感じられますね。

【関連記事】
若水の読み方と意味について。変若水との違いは?

糸満では?

大漁旗

旧正月では、沖縄各地で受け継がれた風習や伝統行事が行われています。その中でも特に派手なのが、沖縄本島最南端に位置する、糸満市(いとまんし)の漁港で見られる大漁旗(たいりょうばた)です。

糸満市は沖縄の中でも、特に旧正月の風習を大切にする地域。糸満市周辺の漁協へ行くと、色鮮やかな大漁旗を飾った船が並ぶ様子が楽しめます

これは漁業が月の満ち欠けに影響を受けるからで、旧正月を祝うことで豊漁と安全を願っているんですよ。

□ウチナーソウガチでーびる。(糸満の旧正月)

*床の間や仏壇には、沖縄独特のお飾りが見えますね。

十六日祭

沖縄ではお正月・旧正月の他に、もうひとつお正月があると言われています。

その行事は「十六日祭(ジュウルクニチー)」で、旧暦の1月16日に行われます。

この十六日祭ではご先祖様が眠るお墓にごちそうをお供えしてから、お墓の前でそのごちそうをいただきます。

お墓の前で食べるとは不思議に感じますが、十六日祭は「あの世のお正月」に当たる日。そのためご先祖様と盛り上がって、お正月のお祝いをしているんですね。

2019年の十六日祭は、2月20日(水)です。

もしこの日に沖縄に行くことがあれば、ちょっと変わった風習が見られるかもしれませんよ。

お正月をもう一度

【関連記事】

縄では長い間、旧暦1月1日にお正月のお祝いを行ってきました。現在は一般的なお正月もお祝いしますが、地域によっては今でも旧正月を盛大にお祝いするんです。

食べる料理も豚肉をメインとした、沖縄らしいものばかりです。糸満の漁港では大漁旗が見られたり、お墓の前でご先祖様と食事をとるのも沖縄らしい風習ですね。

2月の沖縄は桜も咲いていますし、本州では体験できない特別な「お正月」を楽しんでみませんか?