月末と聞くと仕事が忙しく、これを乗り切れば!とがんばる人も多いかもしれません。また給料日が月末だと、その日が来るのが楽しみという人も多いのではないでしょうか。
一方で「月末までに返事を」と言われたときに、いつまでに返事をすればと迷いませんか?
そんなわかりづらい「月末」のことについて、
- 月末の意味。日にちはいつ?
- 月末の日にちが30日か31日かを区別する方法
- 状況によって違う「月末」の使い方
といった内容で紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね!
月末とはいつのことか
2つの月末の意味
月末には、2つの意味があります。
- その月の最終日
- その月の終わり頃の数日
どちらも「月末」の読み方に違いはなく、「げつまつ」または「つきずえ」となります。
そのため音や文字だけで区別しづらく、悩むポイントとなってしまうんですよ。
終わり頃とはいつのこと
期間としての月末は、「28日からその月の最終日まで」とすることが一般的には多いです。
ただし給料日が25日となっている会社の場合は、25日から最終日までを月末とすることもありますね。
このように人によって、また会社などによって、月末の範囲が違うため、「28日から31日まで」というように、具体的に日にちを明示したほうが親切です。
また「月末まで」と言われた場合は、念の為「最終日でも大丈夫ですか?」と確認しておくと安心ですね。
月末の日にちが30日か31日かを区別する方法は?
月によって違う「月末」
その月の最終日という意味での「月末」は、月によって異なります。
これはご存知のとおり、私達が使っている暦が、一ヶ月の日にちが違うからであり、具体的には次の通りとなります。
- 月末が31日となる月…1月・3月・5月・7月・8月・10月・12月
- 月末が30日となる月…4月・6月・9月・11月
- 月末が28日となる月…2月(通常の年の2月)
- 月末が29日となる月…2月(うるう年の2月)
ここで注意してほしいのが、2月は他の月より短いという点。また7月と8月が連続して31日となるため、この点も注意が必要ですね。
「月末の日付」の覚え方は?
握りこぶしで覚える
月によって最終日が違うので、一見覚えにくい月末ですが、握りこぶしで覚える方法があります。
この方法で月末が31日か30日かが覚えられますよ。
- 手の甲を上にして、握りこぶしを作る。
- 人差し指の付け根のとがった部分から小指に向かって、引っ込んだ部分も含めて数える。
- 小指の付け根部分は2回数え、そのままUターンして人差し指の付け根まで数え続ける。
ここで、数えている間に知りたい月の数字が出たときに、
- とがった部分なら、31日
- 引っ込んだ部分なら、30日(2月は28日か29日)
となります。
具体的には次の順番の通り。
月 | 握りこぶしの位置 |
---|---|
1 | 人差し指の付け根(こぶし) |
2 | 人差し指と中指の間のくぼみ |
3 | 中指の付け根(こぶし) |
4 | 中指と薬指の間のくぼみ |
5 | 薬指の付け根(こぶし) |
6 | 薬指と小指の間のくぼみ |
7 | 小指の付け根(こぶし) |
8 | 小指の付け根(こぶし) |
9 | 薬指と小指の間のくぼみ |
10 | 薬指の付け根(こぶし) |
11 | 中指と薬指の間のくぼみ |
12 | 中指の付け根(こぶし) |
ポイントは、「小指のとがった部分は2回数える」こと。ちょうどここで「7」となるため、もう一度数えると「8」となって月末と同じになるんですよ。
西向く士で覚える
西向く士(ニ・シ・ム・ク・サムライ)という語呂合わせで覚える方法です。
それぞれ、月にあてはめると次の通り。
- 2 → ニ
- 4 → シ
- 6 → ム
- 9 → ク
- 11 → サムライ
この2月、4月、6月、9月、11月の5つの月は、月末日が30日(2月は28日か29日)であることをあらわします。
何故11がサムライ?と思われるかもしれませんが、さむらいの「士」の漢字を分解すると「十一」になることから、11月をサムライとしています。
何度も、「ニ(2)シ(4)ム(6)ク(9)サムライ(11)」と唱えていると自然と覚えられますよ。
2月の末日を覚える方法
上に記載の方法では、2月の最終日が28日か29日なのかはわかりません。そこで2月限定の、月末を確認する方法を紹介します。
- 今年が西暦何年なのかを確認する。
- 西暦の下二ケタを4で割る。
- 割り切れたら29日、割り切れずに余りがでたら28日。
これは「うるう年の2月が29日」となることと、うるう年が4年に一度だから。西暦が4の倍数のときにうるう年になるので、下二ケタを4で割ると答えが出るんですよ。
例えば、
- 2018年 → 18÷4 → 4で余り2 → 2月は28日
- 2020年 → 20÷4 → 5で余り0 → 2月は29日
となりますね。
また、スポーツ好きの方であれば、「夏のオリンピックがある年はうるう年(2月は29日ある)」と覚えている方も多いかもしれませんね。
状況によって違う「月末」の使い方は?
月末と言われたときに、状況によってはその範囲や意味が違ってくることが。そこで、状況別の「月別」の使い方を紹介します。
ビジネスシーンで使う場合
ビジネスシーンにおいて、取引相手などが「月末」といった場合、2つのパターンが考えられます。
ひとつは、先に触れたように、「その月の最終日、あるいはその月の終わり頃といった通常の月末の使い方」。
もう一つは、「その月の最終営業日」です。
月によっては月末と週末が重なることがあり、その場合会社はおやすみのことも。そうなると「その月の最後の営業日」が、その会社にとっての「月末」となります。
ですので、週末と月末が重なるときは、念の為カレンダーで確認すると安心ですね。
月末払い・月末引き落とし
ローンの支払日や銀行の引き落としでは、その月の最終日が指定されていることがあります。
しかし会社の最終営業日と同じく、月末と週末が重なると引き落としや支払日が早まることが。そうなると金曜日に支払いとなることが多いので、これも事前にカレンダーで確認するようにしましょう。
月末の○曜日
月末に近い曜日のことを、「月末の○曜日」と表現することもあります。
例えば毎月最終金曜日のプレミアムフライデーは、「月末の金曜日」ということが。ただしその月の最終日より5日以上離れてると、この表現はあまり使われません。
「月末がいつなのか」をわかりやすく!
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月末いう言葉には、「その月の最終日」と「その月の最終日を含む数日」という意味があります。どちらも同じ「げつまつ・つきずえ」という読み方ですし、文章の前後を見ないとわかりづらいですよね。
また月末最終日といった場合も、週末と重なると前にずれることも。それにビジネスシーンでは月末は「最終営業日」にあたることもあります。
そのため、特に「月末の数日間」の場合は、明確な日にちを指定するとより親切で間違いありません。
わかりづらい「月末」ですが、しっかりと日にちを伝えるなどしてわかりやすくしたいですね!
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