本で一番大きな湖である琵琶湖は、滋賀県の中心部にあります。そんな琵琶湖の南にある大津市で毎年秋に開催されているのが、「大津祭」

関西のお祭りと言えば、京都が全体的に有名ですが、実は滋賀・大津の大津祭もとてもにぎやか!しかも曳山の組み立ても見られたりと、他ではなかなか体験できないお祭りでもあるんですよ!

そんな気になる大津祭、

  • 大津祭の2023年の日程やスケジュール
  • 大津祭とは?
  • 大津祭の見どころ
  • アクセス

…について紹介しますので、ぜひ祭りを見に行く際の参考にしてくださいね!

大津祭の2023年の日程とスケジュールは?

10月の2日間開催

大津祭

大津祭は滋賀県大津市にある天孫神社(てんそんじんじゃ)の祭礼。毎年10月の体育の日の前日・前々日の2日間に渡って行われます。そしてお祭りの1週間前の日曜日には、「山建て」という行事もあります。

2023年(令和5年)の開催日程は次の通りですが、スケジュールもあわせて紹介します。

  • 開催日程:2023年10月7日(土)~8日(日)
  • 山建て:10月1日(日)
  • 会場:滋賀県大津市 天孫神社および大津駅周辺
  • スケジュール:
日にち時間内容
10月1日(日)山建て8:30~15:00山建て
山建て終了後曳き初め
10月7日(土)宵宮13:00~15:00頃宵宮曳き
夕方頃~21:00宵宮
10月8日(日)本祭9:30~17:30曳山巡行

お祭りそのものは2日間の開催ですが、大津祭は「山建て」から始まっているとも言えます。

2023年(令和5年)は、10月9日(月・祝)が体育の日ですので、大津祭は7日(土)、8日(日)。そして1週間前の10月1日(日)が、山建てになりますね。

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大津祭の見どころ!

山建て

大津祭では、合計13基の豪華な曳山が楽しめます。

江戸時代から伝わる曳山には、それぞれ特徴的なからくり人形がありますし、織物の幕や装飾品の数々は、江戸時代から伝わる歴史の重みも感じられます。

13基の曳山は10月1日(日)の「山建て」の時に蔵から出され、見物客の目の前で組み立てられていきます。他のお祭りではこういった様子を見ることはあまりないため、貴重な体験とも言えますね。

宵宮

山建てで組み上げられた曳山は、10月7日(土)の宵宮に大津市内を練り歩きます。

特に宵宮の夕方からは、ちょうちんの明かりが灯されてとっても幻想的。大太鼓のリズムと笛の音色も響いて、美しくも熱気あふれる光景にきっと驚きますよ。

□大津祭宵宮
https://youtu.be/_grJK8uWy04

*あちこちでお囃子が聞こえ、気分も盛り上がります。

本祭の曳山巡行

翌日10月8日(日)の本祭では、曳山にからくり人形などが取り付けられて一日中街を練り歩きます。

曳山ごとに違うからくり人形の動きの違いや、にぎやかなお囃子も楽しめます。お昼頃には曳山も休憩時間となるため、この時にじっくり楽しむこともできるんですよ!

□大津祭 滋賀県大津市
https://youtu.be/FZ8qxCid830

*お囃子に乗せてからくりも披露され、また街中を練り歩く様子も素敵ですね。

本祭の曳山巡行のコースは?

本祭の曳山巡業は、午前と午後の2コースがあります。

コース時間地図上
出発到着
午前9:00集合
9:30出発
12:00到着
午後13:45出発17:30到着

地図上のが午前のコース、が午後のコースです。(★が出発点、■が到達点)

参考リンク:大津祭巡行コース

粽(ちまき)

ちまき

本祭りの曳山巡行では、「粽(ちまき)」が曳山からまかれます。粽(ちまき)とは食べ物のちまきに似た形のお守りで、玄関に吊るすと厄除けの効果があるとされているんですね。

もし入手を考えているなら、からくりの演技が行われる「所望(しょうもん)場所」の周辺がおすすめです。

というのも、演技中は「ちまき」は撒かれませんが、終了後にたくさんの「ちまき」がまかれるからです。からくり演技もたっぷり楽しめて「ちまき」も入手できたら、ご利益がありそうですね。

所望場所は巡回ルートの数カ所に設けられているので、パンフを入手してチェックしましょう。

□【大津祭】西行桜狸山の所望(からくり披露)
https://youtu.be/K-42vXfHw8s

*からくり披露の最後に曳山から投げられているのが、ちまきです。

大津祭の歴史

400年以上の歴史があるお祭り

大津まつり

大津祭は大津市中心部にある、天孫神社(てんそんじんじゃ)のお祭りです。

地元では「四宮祭」と呼ばれることがありますが、これは天孫神社がかつて「四宮」と呼ばれていたから。天孫神社は平安時代初期に建てられたという言い伝えがあり、大津市内でも歴史のある神社の一つ。

そして記録によると大津祭は、江戸時代初期にはすでに行われていたとあります。

記録によると、塩売治兵衛(塩屋治兵衛とも)という人が狸(たぬき)のお面をかぶって踊ったところ大にぎわいに。そこで竹でできた屋台を作って木綿で飾り、担ぎ歩いて回ったとか。

塩売治兵衛が亡くなったあとも屋台を曳くなどして行事が受け継がれ、現代まで続く大津祭となったんですね。

大津祭へのアクセス

公共交通機関でのアクセス

大津祭では交通規制が敷かれるため、公共交通機関で行くことをおすすめします。

  • 大阪駅からは、JR東海道山陽本線新快速
  • 京都駅からは、JR東海道線(琵琶湖線)

に乗車して「大津駅」の北口から出ると会場です。天孫神社までは徒歩8分になります。

また、京阪で行かれる場合は、京阪石山坂本線「島の関駅」より南へ徒歩8分です。

大津に曳山を見に行こう

【関連記事】

大津祭は江戸時代から伝わる曳山が登場し、豪華な姿が私達を楽しませてくれます。またお祭り一週間前には組み立てられる様子が見学できるので、お祭りの違った姿を楽しむことも。

本祭ではからくり人形の演舞も楽しめ、「ちまき」と呼ばれるお守りも曳山からまかれます。他のお祭りではなかなか見られない風景ですし、何よりご利益があるので手に入れたいですね。

他では見られない風景が楽しめる大津祭へ、連休を利用して遊びに行きませんか?