秋冬らしい素材感と柔らかさが魅力のスエードブーツ。
オシャレに敏感な方であれば、秋や冬はもちろんのこと、春や夏にも履く方も多いのではないでしょうか。
でも、スエードブーツの正しいお手入れ方法はご存知ですか?
柔らかい起毛が特徴のスエードブーツですが、他の素材の靴とは違って、お手入れにはちょっとしたポイントがあるんですね。
ぜひ覚えておきたい、スエードブーツの特徴やお手入れ方法、保管方法についてまとめてみました。
スエードブーツの素材である、スエードの特徴は?
スエードとは、革の裏面をサンドペーパーやヤスリなどで起毛させたものです。
主に使われている革は、
- 牛革
- ゴートスキン(ヤギ革)
- シープスキン(羊革)
等
スウェーデンで考案された技法ということで、「スエード」と名付けられました。
革の裏面を起毛させたスエードは、ベルベットのような独特の光沢感が特徴です。中でも、毛足が短くソフトなものほど上質とされます。
また、スエードは、見た目よりも丈夫なので、靴にもよく使われます。特に、モカシンやショートブーツなどで重宝されていますね。
ただスエードは、水濡れに弱いのが欠点。水に濡れた部分がシミになってしまう場合があるので注意が必要です。
雨の日にはなるべく履くのを避けるようにしたいですね。
スエードブーツのお手入れ方法は?
スエードのお手入れ方法を、
- 予防
- 普段のお手入れ
- 部分的に汚れたとき
- 全体的に汚れが目立つとき
に分けてご説明しますね。
1.予防:履く前には必ず防水スプレーを
先にも書きましたが、スエードは水濡れにとても弱い素材。スエードブーツを履く前には、必ず防水スプレーをしておきましょう。
防水スプレーは、スエード専用のものを選ぶようにしましょうね。
始めて履くときだけでなく、その後も月に一度くらいの割合で防水スプレーをかけるようにしましょう。何事も予防が一番大切です。
2.普段のお手入れ
普段のお手入れでは、ブラシでほこりや土などを丁寧に取り除きます。スエード専用のブラシがあると、なおいいですね。
スエード専用のブラシは「逆目→順目」にかけるようにしましょう。
*ブラシの手入れの仕方はこちらの動画が参考になりますよ。
https://youtu.be/_D4UoSIL5_4
3.軽い汚れ・部分的な汚れには消しゴムタイプのクリーナー
スエードブーツの軽い汚れには、消しゴムタイプのクリーナーが便利。ブラシでホコリを取り除いてから、汚れ部分を消しゴムタイプのクリーナーでこすります。
また、色あせやくすみが気になるときには、まず全体をしっかりブラッシングしましょう。これは、ほこりで白っぽくなっていることも多いからですね。
それでも気になる場合には、
- 「ベロアヌバックスプレー」
- リキッドタイプの「ベロアボトル」
などで色の活性化を試みます。
スエードブーツが黒や茶色の場合には、補色スプレーを使うこともできますよ。
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4.汚れが目立つとき、全体的な汚れには
全体的な薄汚れの場合には、「コロニルのソフトクリーナー」が効果的です。
コロニルのソフトクリーナーには、素材の色を活性化する効果があるので、スエードがしゃっきっとした感じになります。
そして、仕上げには、防水スプレーをかけましょう。
最終手段は「水洗い」
スエード専用のシャンプーで丸洗いします。
ただし、あくまで、これは「最終手段」。こうなってしまう前に、普段からのケアをきちんとすることが大切ですね。
□スウェード靴の水洗い方法
https://youtu.be/5jQJwO-72c8
保管方法や保管の際の注意点
靴を保管するときに気を付けるべきなのは、
- 「雑菌」
- 「湿気」
です。
靴の雑菌は、臭いの原因の元。スエードブーツを履いた後、靴の内部に除菌スプレーをしておけば、臭い対策にもなりますね。
そして、履いたブーツには、ブーツ用の除湿剤を入れ、湿度を取り除きます。
スエードブーツは、なるべくなら雨の日には履かないようにしたいですが、雨に濡れてしまった場合には、新聞紙などをまるめて中に詰め、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
このとき、新聞紙はこまめに取り換えること。靴が完全に乾いたら、防水スプレーとブラシで仕上げるようにします。
普段のお手入れが大切
スエード素材のブーツは、お手入れが大変そうで、何となく敬遠していた方は多いかもしれませんね。
でも、普段のお手入れをしっかりやっておけば、それほど大変でもないんです。
若い方に限らず、オシャレな方は、足元にまで気を使うといいます。秋冬の季節だけに限らず、今年はぜひスエードブーツにも挑戦してみませんか?
普段のお手入れをしっかりとして、スエードブーツをおしゃれに楽しみたいですね。
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