腹がすいたときや口寂しい時に、キャンディがひと粒あると助かりますよね。

喉が痛い時にもキャンディは重宝しますし、近所のおばちゃんが「飴ちゃんあげる」とくれることもあるのではないでしょうか。

そんなキャンディには、様々な色や形の商品がたくさん販売されています。またドロップという名称で販売しているものもありますが、これらはどこが違うのでしょうか?

そんなキャンディの由来や、ハードキャンディ・ソフトキャンディ・ドロップなど、様々にあるキャンディの違いや種類についてまとめてみました。ぜひ参考にしてくださいね!

キャンディとは?

砂糖や水飴を煮詰めて

キャンディ

キャンディとは、砂糖や水飴などを煮詰めてから冷やし固めたお菓子のこと。アメリカでは「candy」と呼びますが、同じ英語圏でもイギリスでは「sweets」と呼ぶのが一般的です。

キャンディの材料は砂糖・水飴ですが、他にも生クリーム・ココア・はちみつ・バターなどを加えることも。また大量生産する場合は、材料を安定させるための添加物や香料なども加えられます。

キャンディの名前の由来は?

キャンディという名前の由来ですが、いくつかの説があります。

  • アラビア語で砂糖を意味する、「qand(カンド)」から
  • ラテン語で砂糖を意味する「can」と、冷やし固めるという意味の「di」を組み合わせたということから
  • 古代インドの棒付き砂糖菓子「Kandi」から

いずれも砂糖に関連していますし、音が似ている点も面白いですね。

キャンディは飴とは違うの?

日本でいう「飴(あめ)」は、今では基本的に「キャンディ」と同じものです。ただし、砂糖を使った「飴」はかつては貴重品で、一般に食べられるようになったのは近年になってからです。

とくに江戸時代の頃に、飴の材料として使われていたのは、麦芽とデンプン。合わせて煮詰めると甘い「麦芽糖」となり、これを冷やし固めて飴を作っていたんですね。

麦芽糖は高価な砂糖にかわる甘味料として、江戸時代の庶民には重宝されていました。

□金太郎 飴
https://youtu.be/SpTm6TCGN6w

*どこを切っても同じ模様の金太郎飴も、キャンディの一種ですね。

キャンディの種類には何がある?ドロップは?

ハードキャンディとソフトキャンディの2種類

キャンディの中には、「ハードキャンディ」と「ソフトキャンディ」の2つの種類があります。

ハードキャンディ

このうちハードキャンディと呼ばれるものは、140度以上の高温で煮詰めたもの。その際に、香料や着色料を加えることが多く、仕上がりは固く半透明になります。

ハードキャンディの代表としては、

  • 塩飴
  • バタースカッチ(バタースコッチ)
  • タフィ(トフィ)
  • ドロップ

が挙げられますね。

ソフトキャンディ

一方のソフトキャンディは、砂糖・水飴にさらし粉、きな粉、粉あんなどを練り込み、100度程度の温度で煮詰めたもの。そのため仕上がりが柔らかく、口に入れるとすぐとろけるものが多いんですよ。

ソフトキャンディの代表としては、

  • キャラメル
  • ヌガー
  • マシュマロ

が挙げられます。

ドロップとは?

ドロップ

日本では「サクマ式ドロップス」に代表される、ドロップ(drop)。見た目には飴・キャンディとよくにていますが、実はドロップもハードキャンディの一種

砂糖80%・水飴20%の割合で配合し、そこに酸味料や着色料をプラス。140度~160度の高温で煮詰めから型に入れ、独特の形に整形したものなんです。

特徴としては、

  • 固い
  • 酸味がある
  • 半透明で色がカラフル

ということ。

色ごとに味が違うものもあるので、好きな味や色を探すのも楽しいですね。

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こんなお菓子も実はキャンディ!?

マシュマロもキャンディ

実は「キャンディ」が指し示す範囲は、日本の飴のイメージ以上に幅広いんですよ。

例えば、日本では独立したお菓子の扱いとなる、マシュマロ(marshmallow)。実はこのマシュマロもキャンディの扱いで、ソフトキャンディに分類されます

マシュマロ

またゼリービーンズ・わたあめ・氷砂糖も、キャンディの扱い。主原料が砂糖で加熱して固めてあれば、たいていのものがキャンディとなります。

さらにアメリカではチョコレート菓子も、商品によってはキャンディの扱い。

「キャンディバー」といった場合、棒状の飴のことではなく、「スニッカーズ」 
Snickers)、「キットカット」(KitKat)などのチョコレートバーのことを指すんですよ。

チョコレートバー

棒付きキャンディ

木や紙で出来た棒に、固い飴をつけた商品がありますよね?日本では「チュッパチャップス(chupa chups)」がおなじみですが、これもハードキャンディの一種

ペロペロキャンディとも言いますが、アメリカではロリポップ(lollipop)として知られています。

ロリポップ

同じく木の棒にアイスやシャーベットをさしたもので「アイスキャンディ」がありますよね?英語圏ではアイスキャンディと言わず、「アイスポップ(ice pop)」または「フローズンポップ(frozen pop)」と呼ばれています。

そんなアイスポップですが、特にアメリカやカナダでは、ブランド(商品)名である「ポプシクル(popsicle)」が、アイスポップの一般名詞のように呼ばれているんですよ。

美味しいキャンディでほっと一息

キャンディと言われると、個別包装された飴を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はキャンディが指す範囲はとても広いんですね

ドロップもマシュマロもキャンディの一種ですし、ペロペロキャンディもキャラメルもわたあめもキャンディ。ゼリービーンズやスニッカーズだってキャンディの仲間なんです。

甘くて美味しくて仲間もたくさんのキャンディを食べて、ほっと一息つきませんか?

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