秀逸な提案

司が同僚を引き合いに出し、「あいつは秀逸だからお前も頑張れ」と言われたことはありませんか?あるいは小説や雑誌・テレビなどで、「あの作品は秀逸だ」と言う表現を見聞きすることも。

素晴らしい意味があるように感じる「秀逸」ですが、実はそれだけにとどまらない言葉。なんとなく流してしまいがちな秀逸ですが、どのような意味があるのでしょうか?

秀逸の意味や使い方、また秀逸の類語についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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秀逸の意味とは

他よりも飛び抜けている

飛び抜けた力

秀逸(しゅういつ)には、次の意味があります。

  • 他よりも抜きん出て優れている。
  • 他と比べると一段と優れている状態。
  • 段違いに素晴らしい様子。

秀逸という意味においてポイントとしたいのは、他よりもさらに凄いという点です。

「抜きん出て」・「一段と」・「段違いに」のいずれにしても、他のものと差があってこちら側が上であるという意味。これは「秀」と「逸」2つの漢字の意味からも、読み取れるんです。

「秀」は、成績のランク付けにおいて最上級を意味する言葉。そこから転じて、「ひときわ優れている」という意味にもなります。

「逸」は、逃げる・隠れる・抜け出すという意味があります。また「平凡さから抜け出すほど、優れている」と言う意味も。

周囲から一歩抜け出すほどの、最上級の優れたもの。ただ優秀ではなく、飛び抜けて優れいる状態が「秀逸」なんですね。

秀逸の使い方

これは秀逸!

これは秀逸!

秀逸を使う場合、作品や提案に対して使うことが一般的です。

  • 仮提案があまりに秀逸だったため、そのまま本提案として採用された。
  • 名作と呼ばれる映画は、秀逸であるからこそ現代でも感動を呼ぶ。
  • 3年ぶりの新作小説は今までになく秀逸だと、それまでは批判的だった評論家からも高評価だ。

他と比べても欠点が極端に少なく、特に優れた提案がなされた時。あるいは万人が面白い・感動したと、好意的に受け止めた映画・小説などの芸術作品。

そういったものに対し、秀逸という表現が使われます。

秀逸を使うときの注意点は?

秀逸という言葉を使うときの注意点としては、人物に対してはあまり使わない言葉であること。

そのため、この記事の冒頭にあるような「あいつは秀逸だから・・」という表現は、間違いではないけれど相手に伝わらないことがあるんです。

人物に対して使うのであれば、天才・秀才・才能があるなど、別の表現に変えたほうがより理解しやすいですね。

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秀逸の類語は?

秀逸に似た意味を持つ類語、また近い意味を持つ言葉をいくつか紹介します。

優秀・優等・優良

秀逸と同じように使われる言葉には、「優」の文字が含まれる「優秀」「優等」「優良」があります。

優秀(ゆうしゅう)」は、他のものよりも目立って優れた様子を表す言葉。秀逸と同じ意味に感じますが、秀逸のほうがより優れた状態を表します。

優等(ゆうとう)」は他よりも優れていることで、特に「優等賞」などの成績に対して使われます。

そして「優良(ゆうりょう)」も、他よりも優れている物事に対して使う言葉。優良株・優良運転者など、高水準で安定している事に対して使うのが一般的です。

この中で一番優れているのは「優秀」ですが、その優秀以上に優れているのが秀逸。優と秀が並んでいる場合、秀のほうが上と覚えるとわかりやすいですよ。

抜群・ピカイチ

優れている

抜群(ばつぐん)」は、多くの中で特にすぐれている物や様子を表す言葉。秀逸だとわかりづらい時や会話で使う場合は、こちらのほうが伝わりやすいかも知れません。

ピカイチ」は漢字では「光一」と書き、元々は花札で使われていた言葉です。

最初に配られた手札のうち、光物と呼ばれる20点の札が1枚のほかは点数にならない札しかない状態。ここから転じて、「多くの中で際立ってすぐれている物事」を表す言葉となりました。

随一・珠玉・不世出

秀逸と少し違う表現になりますが、秀逸に近い意味を持つ言葉も紹介します。

随一(ずいいち)」は、同一集団やそのジャンルにおいて一番と言う意味の言葉。「当代随一の歌舞伎役者」といった、一番良い存在に対して使われます。

ちなみに昔の中国に存在した「隋(ずい)」とは字が違うので、その点は注意してくださいね。

珠玉(しゅぎょく)」は、海で取れる真珠と山中で取れる宝石のこと。美しい物の例えで、そこから転じて優れた詩文を表す言葉となりました。

不世出(ふせいしゅつ)」は、めったに現れることのない優れた人物・天才を表す言葉。こちらは他と比較して優れているのではなく、オンリーワンの才能に対して使われます。

秀逸を目指して

秀逸には、他と比べて特に目立って優れた物事であるという意味があります。人物に対しては基本的には使わず、作品や提案に対して使うようにしましょう。

ビジネスにおいて何か提案を行う場合、無難な案でまとめるのも一つの方法。しかしより自分の実力を伸ばすためには、だれもが納得するような優れた案を作り出すことも大切です。

「これは秀逸だ!」と周りから言われるような提案、また作品を作れるように努力してみませんか?