界には美味しい食べ物がたくさんあり、日本でも食べられるものが多くありますよね。特に中国はまだまだ私達の知らない料理や、調味料がたくさん!

そんなものの一つに、「豆鼓」(とうち)というものがあります。最近では健康食品の成分に使われることもありますが、豆鼓とはどういうものなのでしょうか?

そこで、豆鼓の効能やおすすめの使い方(食べ方)についてまとめましたので、料理の時の参考にしてくださいね!

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豆鼓とは?

豆鼓は中華料理の調味料

豆鼓で使う黒豆

豆鼓(トウチ)は黒豆を発酵させた食品で、主に中華料理の調味料として使われます。日本では「豆鼓」と「鼓」という漢字を当てますが、中国では「豉」という漢字を使用します。

そのため「豆豉」表示の商品もありますが、これも「豆鼓」なんですよ。

豆鼓はどんな味?

豆鼓は一見すると、乾燥させてシワシワになった黒大豆のように見えます。これは黒大豆を蒸してから、塩・酵母・麹で発酵させてから天日干ししているから。

日本にも「大徳寺納豆」(だいとくじなっとう)という納豆がありますが、これは豆鼓が元になったものです。

そんな豆鼓の味は塩辛く、その中に味噌のような風味と強い旨味が

これは麹や酵母の働きによるもので、乾燥させることで味が濃縮されているからです。

豆鼓をそのまま食べるには塩気が強すぎますが、刻んで少量加えると料理に旨味とコクが。中華料理らしい風味もプラスされるので、家で作る料理が本格的な味わいとなるんですよ。

豆鼓醤との違いは?

豆鼓はスーパーの中華料理の調味料コーナーにありますが、小さいお店だと取り扱っていないこともあるかもしれません。一方でペースト状の調味料「豆鼓醤(トウチジャン)」なら、スーパーで見たこともあるのではないでしょうか。

最初の2文字の漢字が同じなので、同じもの?と思いがちですが、実は豆鼓と豆鼓醤は別もの。「豆鼓醤」は、すりつぶした豆鼓に唐辛子味噌やにんにくなどを混ぜ合わせたものとなります。

豆鼓醤を豆鼓の代わりに使えなくもないですが、辛味や旨味が違うので注意してくださいね。

豆鼓の効能は?

漢方にも使われている

豆鼓

漢方の世界では、豆鼓はとしても用いられます。この時使われるのは、塩を少量だけ加えて麹や酵母で発酵させたもの。

こちらは淡豆豉(たんとうし)と呼ばれ、風邪の薬として配合することがあるんですよ。

血糖値の対策に

豆鼓から抽出した成分には、αグルコシダーゼという消化酵素の働きを邪魔する働きがあります。

αグルコシダーゼとは、食事に含まれる糖分を分解しブドウ糖に変換する役目をもつ消化酵素。ブドウ糖は急に増えると急激に血糖値が上がり、これを分解するためにインスリンが大量分泌。すると急にブドウ糖がなくなることで、体はお腹が空いたと勘違いしてしまいます。

お腹いっぱい食べたはずなのに、1時間ぐらい後にお腹が空いたと感じたことはありませんか?その原因は急激に血糖値が急上昇し、その後急降下したため。長く続くとインスリンが分泌されづらくなり、またインスリン自体の働きも鈍くなることも。その結果、糖尿病リスクが高まってしまうんです。

しかし、豆鼓の成分がαグルコシダーゼを邪魔することで、血糖値が急上昇する原因を減らすことに繋がります。ですので、血糖値のコントロールに効果が期待できるんです。

ただし豆鼓は塩分が多いため、血糖値対策を期待して豆鼓だけを食べすぎるのはやめてくださいね。

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豆鼓のおすすめの使い方は

鶏胸肉の炒めもの

豆鼓は油との相性がよく、刻んで炒めものに加えると本格的な味わいに。そこで鶏胸肉を使った、中華風炒めものを紹介します。

■材料(2人前)

  • 鶏胸肉  1枚(150g程度)
  • ピーマン 1~2個
  • にんにく 1片
  • 生姜   1片
  • 長ネギ  1/3本程度
  • 豆鼓   小さじ1
  • 塩・胡椒 少々
  • サラダ油 大さじ1
  • 醤油   小さじ1/2
  • 砂糖   小さじ1
  • 酒    大さじ1
  • 鶏ガラスープの元 小さじ1/2
  • ※以上4つはあらかじめ混ぜておく

■作り方

  1. 鶏胸肉とピーマンは一口大に切ります。
  2. にんにく・生姜・長ネギはみじん切りにします。
  3. 豆鼓は大さじ1程度の水をかけて柔らかくしてから、軽く潰してみじん切りにします。
  4. フライパンにサラダ油を入れて熱します。
  5. フライパンが熱くなったら、豆鼓・にんにく・生姜・長ネギを入れて香りが立つまで炒めます。
  6. 鶏胸肉を入れて火が通るまで炒めてから、ピーマンを加えてさっと炒めます。
  7. 混ぜ合わせた調味料を絡めます。
  8. 味見をして薄いようなら塩・胡椒を加えて完成。

豆鼓に塩気があるため、醤油は香り付け程度に。お好みで椎茸やトマト、カシューナッツを入れても美味しいですよ!

□鶏肉と冬野菜のトウチ炒め

*こちらは野菜をたっぷり加え、片栗粉も加えてとろみのある炒めものに仕上げています。

いつもの料理に豆鼓をプラスして

【関連記事】

鼓は塩気の中に旨味が凝縮された、中華料理に欠かせない調味料。例えば、麻婆豆腐を作るときにも、少量刻んで加えると本格的な味わいになります。

しかも豆鼓は血糖値対策に嬉しい効能もあるので、積極的に摂り入れたい食材ですね。ただし薬ではありませんので、塩気の強い食べ物なので摂り過ぎには注意しましょう。

いつもの中華料理にちょっとした変化を出したいなら、ぜひ豆鼓を摂り入れてみませんか?