「流れ星が消える前に、願い事を3回唱えられたら叶う」というジンクスをご存知ですか?
ただ流れ星を見つけることは難しいものですし、運良く見つけてもすぐ消えてしまって願いごとが言えないこともありますよね。
ところが「ペルセウス座流星群」が観られる日なら、願い事が追いつかないほど流れ星が!そんな夢のような日があるのなら、ぜひ観察したいですね。
そこで、
- ペルセウス座流星群とは
- ペルセウス座流星群が観られる日
- 2024年のペルセウス座流星群の観察に適した方角や時間
について紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
ペルセウス座流星群とは
ペルセウス座とは

ペルセウス座流星群は、ペルセウス座近辺で見られる流星群のこと。ただしいつでも見られるものではなく、毎年夏の特定の時期だけ見られるものなんですよ。
ペルセウス座は夏の星座ですが、そのペルセウスとはギリシャ神話に登場する英雄。メデューサ(メドゥーサ)と言う怪物を退治した逸話が残されています。
メデューサとは髪の毛が蛇で、見たものすべてを石に変えてしまうという怪物。そのメデューサの首を持った姿が星座として描かれたのが、ペルセウス座なんです。
このペルセウス座の中で、「メデューサの顔」に位置する星が「アルゴル(Algol)」と呼ばれるもの。このアルゴルは一定の周期で明るさが変わる「変光星」ですが、その周期は約3日(正確には2.867周期)になります。
この有名なアルゴル変光星を持つ星座がペルセウス座なんです。
ペルセウス流星群の特徴
ペルセウス座流星群の特徴は、1時間あたり最大で30~50個もの流星が流れること。また流れる速度が早く、途中で光を強めることが多い特徴もあります。
更に名称は「ペルセウス座流星群」ですが、夜空全体に流星が発生する特徴も。
そのため肉眼でも観察しやすい流星群として、1月の「しぶんぎ座流星群」・12月の「ふたご座流星群」とあわせて、「三大流星群」の一つに数えられているんですよ。
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流星・流星群とは
そもそも流星や流星群とは、どういうものなのでしょうか。
流星とは太陽の周りを回っている小さな石やチリが、地球や他の天体に向かって落ちてくること。その際に天体を取り巻く大気とぶつかり合って超高温となり、プラズマという気体が発生します。
このプラズマが光って見えるため、地表から見たときに光が流れているように見えるんですよ。
流星群とは太陽の周りを周回する小さな天体「彗星」からこぼれる、沢山の石やチリが流星となったものです。
彗星は一定周期で回っているため、その軌道には沢山の石やチリがあります。そして彗星の軌道と地球の軌道が重なったときに、沢山の流星が発生します。
一定期間ごとに軌道が重なる関係で、毎年特定の時期に見られる流星群が多いんですね。
ペルセウス流星群が観られる日はいつ?
一ヶ月ほど楽しめる

ペルセウス座流星群が楽しめるのは、毎年7月20日ごろから8月20日にかけてです。ちょうど夏休みと重なりますし、長時間外に出ていても過ごしやすい時期ですね。
またお盆と重なることもあり、夜空の観やすい地方で過ごすことも可能です。それに三大流星群の他の2つと違い夏の時期なので、観察しやすく、人気の理由ともなっています。
□ペルセウス座流星群
*中央屋や右下を中心に見ると、流星がよく見つかりますよ!
ペルセウス座流星群の観察に適した時期や方角は?
2024年の観察日のピークは8月12日!?
ペルセウス座流星群は、流星が増える時期があります。その時期は2023年7月17日~8月24日にかけて。8月12日(日)23時ごろ~13日未明にピークを迎えます。
月巡りは良いので真夜中の観察はいかがでしょう

ペルセウス座流星群はどの方角で見る?
ペルセウス座流星群は夜空全体で見られますので、方角についてはどこでも構いません。ただ、特に多く見られるのはやはり北東のペルセウス座付近です。
北の空に浮かぶ北斗七星からやや東に視線を動かすと、Wの形に星が並んでいる場所があります。このWの星座「カシオペア座」の下に、「人」の形につながる明るめの星々があります。
これが「ペルセウス座」です。この付近を見ていると流星が多く流れますよ!
ペルセウス座流星群を観る場所は?
ペルセウス流星群に限った話ではありませんが、天体観測は明かりの少ない場所で見るのが最適。夜遅くまで営業している店舗があるような、繁華街の近くで探すと難易度が上がってしまいます。
可能であれば、高い建物が少なくて夜空が見渡せる、明かりの少ない場所の観察がおすすめ。手元を照らせるライトや虫よけグッズも用意して、周囲に迷惑をかけないよう静かに楽しみましょう。
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願い事を叶えたい!
夜空を見上げて流星を偶然見つけるのは難しいですが、流星群なら見つかる確率も上がります。特にペルセウス流星群は流れ星の数が多く、また夜空全体で流れてくれるので見つけやすいですね。
見つけるコツは、なるべく明かりの少なく、夜空が見渡せる場所で観察すること。そして北東に浮かぶペルセウス座付近を観察すれば、きっと流れ星が見つかりますよ。
叶えたい願い事があるのなら、8月12日夜遅くから13日未明にかけて夜空を観察しませんか?
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