
大学進学や就職などで環境が変わると、様々な準備が必要となります。
その中で意外と忘れがちなのが、銀行口座の開設。特に社会人の場合、給与の振込先として銀行口座は不可欠ですね。
しかしどのような手続きが必要なのか、簡単なようで意外とわかりにくいものです。
そこで、
- 銀行口座開設で準備するもの
- 銀行口座開設の流れ
- インターネットからでも開設は可能か
といったことについて順に紹介しますので、慌てる前に準備しましょう!
銀行口座開設で準備するものは
身分証とお金を忘れずに
銀行口座を作るには、次のものが必要となります。
- 公的機関が発行した身分証明証
- 印鑑(銀行印)
- 入金するためのお金
このうちの身分証明証に関しては、次のものが該当します。
- 運転免許証
- パスポート
- 顔写真入りの住民基本台帳カード
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 住民証の写し
- 健康保険証
学生証や社員証は不可ですので、必ず公的機関発行の身分証を用意しましょう。
そして意外と忘れがちなのが、口座に入金するためのお金。
口座開設は無料で行えますが、開設時には口座にお金を入金する必要があります。入金額は1円からでも大丈夫ですが、1000円分入金するとATMですぐおろせて便利ですよ。
印鑑はどんなものが必要?

口座開設でとくに重要で必要なものとして、印鑑があります。
口座開設時に押した印鑑は、その銀行にて「届け印」として登録します。この届け印は、ATMでは受け付けてくれない大金を取引する際に必要。そのためシャチハタなどのスタンプ印は、口座開設時の印鑑としては使用不可です。
また大量生産品である100円ショップの印鑑も、安全上おすすめできません。
口座開設時には銀行口座専用の印鑑を使い、それを「銀行印」として活用するとより安心。
日常生活で使う「実印」とともに、余裕があるうちに作っておくと便利ですよ。
銀行口座開設の流れ
まずは銀行へ

基本的に銀行口座開設は、銀行の窓口で手続きを行う必要があります。
一部メガバンクでは土日でも口座開設が可能ですが、ほとんどの銀行は平日のみの受付。受付時間も9時~15時までなので、平日に銀行へ行くようにしましょう。
なお銀行では「五十日(ごとおび・ごとび)」と呼ばれる、5と10のつく日は混雑することが多いです。
5日・10日・15日・20日・25日・30日(あるいは月末)以外の午前中に行くと、比較的スムーズに手続き出来ますよ。
受付窓口での流れ
銀行についたら、受付窓口で口座開設を申し込みましょう。
なお大きな銀行の窓口では、受付するための整理券を先に機械で発行しているところも多くなりました。良くわからなければ、銀行の係の方に「口座開設したいんですが・・・」と言えば、代わりに整理券をとって案内してくれますので安心です。
そして受付窓口では、口座をつくる目的を尋ねられますが、これは手続き上必ず聞かれるもの。
- 「給料振込みのため」
- 「貯蓄のため」
などと、答えれば大丈夫です。
その後は住所・氏名などを書き込む書類を渡されるので、内容を読んだ上で必要事項を記入します。
暗証番号もこの時に指定できますが、自分の誕生日・住所の一部・電話番号など、他人から推測されやすい番号は避けましょう。
そして、記入を終えたら再び窓口へ行き、書類と身分証明書・入金したいお金を渡します。
その後、銀行側が書類確認と口座開設の手続きを行い、問題がなければ無事、口座が開設となります。
初めての場合は、窓口での手続き方法に不安もあるかもしれませんが、
- 本人確認の身分証
- 印鑑(銀行印)
- 最低限のお金(1000円程度)
さえ持っていけば大丈夫です。
あとは銀行の窓口で案内される通りに手続きを進めていくだけですね。
どれぐらい時間がかかる?
口座開設にかかる時間ですが、混雑していなければ10分~20分程度で手続きが完了します。
ただしキャッシュカードに関しては、当日発行されず後日郵送という形になります。こちらは10日(普通のカードの場合)~20日(クレジット機能付きの場合)、時間がかかりますね。
その間は面倒ですが、「通帳」を使って銀行窓口やATMで取引を行いましょう。
インターネットから銀行口座の開設は出来るの?
銀行のサイトで確認を
一部の銀行では、来店せずに銀行口座を作ることが可能です。銀行口座を作りたいと考えている銀行のサイトに「インターネットバンキング」などの項目があるかを確認してみましょう。
または、銀行のサイトに検索窓が設置されているなら、そこに「ネット口座開設」などのキーワードで検索してみましょう。

口座の開設方法は
銀行にもよりますが、基本的な口座開設手順は次の通りです。
- インターネットのサイトより、必要書類を申請する。
- 銀行より郵送で、書類と返信用封筒などが届く。
- 必要事項を記入し、身分証のコピーと共に郵送する。
- 2週間程度待つと、口座開設のお知らせなどが届く。
インターネットのサイトから手続きを行うことができますが、実際は届いた書類を揃えて記入し、銀行へ郵送する形が一般的です。
インターネットで申し込むメリットは、平日に時間が取れない人でも口座が開設できること。デメリットとしては、口座開設まで時間がかかることが挙げられます。
なお銀行によって申し込み手続きに違いがあるので、必ず確認しておくようにしましょう。
最近は大手銀行でも、スマホアプリで口座開設ができたり、印鑑無しでもOK(一部サービスの制限あり)という銀行もあります。
参考までに、大手銀行の口座開設案内が掲載されているホームページ先を掲載しておきますので、確認してみてくださいね。
時間に余裕のあるうちに準備を!
【関連記事】
銀行口座の申し込みを窓口で行う場合は、基本的には平日の15時までです。また時間帯によっては混雑するので、ある程度時間がかかるものと考えましょう。
最近ではインターネットから口座開設の書類を取り寄せることもできて便利です。ただ、口座開設まで時間がかかるデメリットもあることは理解しておきたいですね。
いずれにしても直前になって慌てないよう、早いうちに口座開設を済ませるようにしましょう!
時間に余裕があるうちに口座開設を済ませ、ゆとりを持って新生活へと進みたいですね。
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