最近では日本でもおなじみになりつつある行事に、イースターがあります。ディズニーをはじめとしたテーマパークでもイベントが行われていて、毎年楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
そんなイースターはキリスト教圏においてはとても重要なお祭りで、国によっては「イースター休暇」となることも。
本場のイースターを体験しようと海外旅行に出た場合、お店が営業してなくて困ることもあるんです!
そこで、
- イースター休暇とは?
- グッドフライデーやイースターマンデーとは?
- 2024年の海外のイースター休暇はいつか?
…についてご紹介しますので、特に海外旅行に行く方はチェックしてくださいね!
イースター休暇とは?
イースターとは
イースターはキリスト教の重要な行事の一つで、キリストの復活をお祝いする祝祭。日本語に訳すと「復活祭」とも呼ばれます。
キリスト教においては、十字架にかけられて死んだイエス・キリストは3日後に復活。その復活した日をお祝いするのが、イースターなんです。
イースター休暇とは
イースターは毎年決まった日に行われるのではなく、「春分」の後にくる最初の満月によって日付が決まります。基本的には「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」が、イースター当日。
そして、イースターの前後4日間には、独自の名前が付けられています。
グッドフライデー(Good Friday)
グッドフライデー(聖金曜日)は、イエス・キリストが処刑された日にあたり、「受難日」とも呼ばれています。
一説にはこの日は13日だったとも言われ、13日の金曜日が縁起が悪いとも言われる理由の一つにもなっています。
そんな日が「グッドフライデー」と呼ばれるのは、キリストが人間が持つ罪を全て背負ったと言われているから。そのおかげで神の愛が全ての人類に注がれるようになったので、聖なる日と言われるようになったんですね。
イースター(Easter)
イエス・キリストが処刑されて3日後にキリストが復活した日とされているのがイースターです。
ちなみに前日の土曜日には、特別な名前はありません。
イースターマンデー(Easter Monday)
イースターの翌日である月曜日はイースターマンデーと呼ばれ、国や地域によって様々な行事が行われる日。
そのためキリスト教を信仰する人が多い国では、祝日・休日になることが多いんですよ。
2024年のイースター休暇はいつ?
2024年のイースターは?
2024年のイースターは、3月31日。
これはカトリックやプロテスタントなどの西方教会(グレゴリオ暦)の場合ですが、ロシア正教・ギリシャ正教などの東方教会(ユリウス暦)の場合は5月5日です。
イギリスの場合
イギリスの場合、グッドフライデーとイースターマンデーは祝日と制定されています。
イースター前日の土曜日と、イースター当日の日曜日は休日ですので、都合4日間が休みに。そのため、この期間にイギリスを訪れた場合、商店やレストランなどはお休みのことが多いんですよ。
イギリスでのイースターの過ごし方は、実家に帰省するなどして家族で盛大に楽しむのがメイン。またチョコレートで出来たイースタエッグや、うさぎをかたどったチョコレートなどが沢山販売されています。
アメリカの場合
アメリカは多民族国家のため、イースターは国の祝日としていません。
そのためイースター期間中に旅行で訪れても、大都市のお店なら営業していることがあります。
しかし一部の州では、グッドフライデーを休日にすることが。また企業で自主的に、グッドフライデーとイースターマンデーを休日とするところも多いんですよ。
イースター当日はミサに参加し、また子供は「エッグハント」を楽しむのがアメリカ流。
エッグハントとは、色付けされたプレスチック製の卵を探す遊び。卵の中にはおもちゃなどが入っているので、子供達も夢中になって探すんです!
*イースターエッグがたくさん落ちていて、子供が一生懸命拾ってますね。
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その他のヨーロッパの国は?
ヨーロッパの場合は国によって異なりますが、基本的には祝日・休日となります。
ドイツ・フランス・イタリアは、イギリスと同じくグッドフライデー・イースター・イースターマンデーが休日に。
スペインの場合はグッドフライデーの他に、土曜日と日曜日が「イースターホリデー」に。名称こそ違いますが、金曜日から日曜日までが休みということですね。
ちなみにこの時期のヨーロッパでは、株式市場もお休みとなります。
ロシアでは?
ロシアは、東方教会のロシア正教。西方教会と日付は違いますが、イースター当日がロシア正教会が定める休日になります。
ロシアではイースターのことを「пасха(パスハ)」と呼びますが、1年の中でも最も重要な宗教行事と位置付けられていて、とても賑わいます。
ただグッドフライデーやイースターマンデーは、祝日にはなっていません。
アジア圏では?
アジア圏ではかつてイギリスの統治下にあった香港が、イースター休暇がある地域。
イースターマンデーは休日としていますが、商店などは営業しているところが多いので安心してくださいね。
また、キリスト教カトリック圏であるフィリピンもイースター休暇があります。フィリピンはグッドフライデーの前日の木曜日からイースター当日までが祝日。都合4日間の長期休みになりますね。
イースターは重要な祝祭
日本では、少しづつ認知度もあがり、広まりつつある「イースター」。しかも外国によっては「イースター休暇」があるため、その点も含めて日本で広まってほしいですよね。
しかし本来イースター(復活祭)は、キリスト教の重要な行事の一つで、静かに家族と過ごすことの多いイベント。
もちろん諸外国でも楽しいイベントが行われていますが、現地ではお店が休みのこともあります。
海外でイースターを迎えた時に慌てないためにも、イースター休暇はチェックしておきたいですね!
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