
毎年1月のお正月には、1年の目標を決める方が多いですよね?あるいは4月に目標を立てる方も多いでしょう。
その中には、
- 日記を書く
- ランニングを続ける
- ダイエットで痩せる
- 語学の勉強をする
…など、継続して行う事を目標にする人もいるのではないでしょうか。
しかし、毎日続けるつもりが、いつの間にか止めてしまうこともよくありますよね。
こんな時に良く言われるのが、「三日坊主」ということわざ。有名なことわざですが、どうすれば続けられるようになるのでしょうか。
三日坊主の意味や由来とともに、克服する方法についても紹介します。
三日坊主の意味とは
長続きしない人や事柄

三日坊主とは、何事も長続きしない人のことを指す言葉。また物事が長続きしないことに対しても、三日坊主は使われます。
三日坊主を人に対して使う場合、その人は過去に何度も同様の経験をしています。
一つのものごとを最後まで続けず諦め、別の物事に手を付けてそれも途中で放棄。何度も繰り返す飽きっぽさが、「三日坊主」だと言われる状態です。
ですので、初めての挑戦が長続きしなかった場合は、三日坊主とは言わないんですよ。
三日以上続けば大丈夫ではない
なお三日坊主の「三日」ですが、三日以上続けば大丈夫というものではありません。
三日は期間が短い例えですので、少なくとも一ヶ月程度は継続する必要があります。そしてそれが毎日の習慣として根付くことが、最終的な目標として求められるんですね。
三日坊主のことわざの由来

僧侶が厳しい修行に耐えられず
三日坊主の三日は短い例えでもありますが、実は仏門に関わる例えでもあります。
現代でも僧侶になるには、厳しい修行を積む必要があります。しかも世俗の誘惑を断ち切り、食事も粗食ですし、当然恋愛も禁止です。
意を決して仏門に入っても、これらの修行に耐えられない人もでてきます。その結果、三日と持たずに逃げ出す人も多かったことから、三日坊主という例えが生まれました。
三日間で仏の教えを身につけて悟りを開く
あまり使われない例えですが、三日坊主には仏門に関する驚異的な意味もあります。
それは、集中して三日間で仏の教えを身につけて悟りを開く人、というもの。
そこから転じて、短期間ですべての物事を覚える人という意味にも使われます。
しかし三日坊主と言えば、長続きしない例えがとても有名。そのため、褒め言葉としては使いづらいので、使わないほうが懸命です。
三日坊主を克服する方法!
具体性を持った目標を持とう
三日坊主に例えられるような、物事が長続きしない方にはいくつかのパターンがあります。
ひとつは、目標が具体的ではないことです。
例えば「痩せる」という目標を立てた場合、
- いつまでに達成するのか?
- 何キロ体重を落とすのか?
といった具体性がありません。
そのため「そのうち痩せればいい」という考えになりがちで、具体的な行動を起こさないことも。その状態が続いた結果、「目標だけ立てて何もしない三日坊主」となってしまうんです。
目標はできるだけ具体的に持つようにしましょう。

高すぎない目標も大事
物事が長続きしないもう一つのパターンが、高すぎる目標です。
先程の痩せる例えで言えば、「1ヶ月以内に20キロのダイエット」といったものが高すぎる目標。無茶をすれば実現も可能かもしれませんが、そこまでの道のりを思うと挫けそうになりますよね。
毎日頑張っても手応えが感じられず、やがてやる気が失せてしまう。その結果、挫折してしまい、三日坊主となってしまうんです。
少し頑張れば実現できそうな目標をたてるのが続けるコツです。
小さな達成感と続けやすい状況を
三日坊主にならないようにするには、毎日コツコツ続けやすい状況を作ることが大切です。
例えばダイエットを例に取ると、次の目標なら取り組みやすくなりませんか?
- 1日30分運動するのではなく、まずは3分運動して徐々に時間を延ばす。
- 1週間ごとに体重を測り、500gでも体重が減少していたら目標達成とする。
- 10キロの減量を大きな目標として、モチベーション維持に務める。
三日坊主になるのは、やろうという意欲が起こりづらくなるからです。
そのためには少しでもいいので、毎日続けやすくすることが重要。その上で小さな達成感を重ね、やがて大きな目標へと向かっていく。
繰り返すうちに毎日の習慣として身につけば、三日坊主は卒業できますよ!
三日坊主にならないように習慣化を
三日坊主には、長続きしない・飽きやすい人という意味があります。また目標を立てても結局実行せず、口だけだという印象にも繋がりかねません。
地味でも小さなことでも、毎日続けることができるのは長所とも言える特徴。そのためには続けやすく、達成しやすい目標から始めることがとても大切です。
三日坊主を指摘された事がある人は、少しでいいので毎日続けることから始めませんか?
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