寒い季節がやってくると、外はもちろんのこと、室内にいても寒さが体に染み入ることがありますよね。
そんな時に重宝するのが、すぐ暖かくなる使い捨てカイロ。特に貼るタイプは衣服の上から貼れるので、暖かさが実感できますよね。
そんな使い捨てカイロは、自分にあったサイズを選ぶことも大事ですが、貼る場所を選ぶともっと暖かくなるんですよ!
そこで、
- 使い捨てカイロを選ぶポイント
- カイロの効果的な貼り方・使い方
…について紹介しますので、寒い冬を乗り越えるためにぜひ参考にしてくださいね!
使い捨てカイロ(貼るタイプ)を選ぶポイント
使いみちで大きさを選ぼう
貼るタイプの使い捨てカイロは、体の温めたい場所にそのまま貼れるメリットがあります。そのため温めたい場所に適した大きさを選ぶとより効果的です。
例えば、
- 首周りが寒いときは、肩全体を暖められる大きめのサイズ
- 足先が寒い場合は、靴に入れても邪魔にならない小さめサイズ
といったように使いみちによって選ぶようにするのが適切ですね。
また最近では「靴専用」といった、貼る場所を想定した商品も販売されています。迷ったときは、用途に応じてこのような商品を選ぶとより安心ですよ。
持続時間と温度もチェック
貼るタイプの使い捨てカイロは、貼る場所に応じて最高温度と持続時間を変えているものがあります。
最高温度は40度~50度程度、持続時間は10~15時間程度小さいサイズ(ミニサイズ)は・・・
温度があまり上がらず、持続時間もやや短くなる
といった違いがあります。
購入の際は、比較してみて持続時間などを確認し、使いやすいものを選ぶようにしましょう。
使い捨てカイロの効果的な使い方や貼り方
効果的に体を温めるなら
せっかく使い捨てカイロを使うのですから、1個で全身をホカホカに温めたいですよね?
そんなときは、首を前に傾けた時に出る骨の付近にカイロを貼るのがおすすめ。ここには「大椎」(だいつい)という全身を温めるツボがあるんです。
また「大椎」のあたりには頸動脈など太い血管が集まる場所なので、肩こり対策にも最適です。
貼るときは肌に直接貼らず、厚手のスカーフやタオルに包んだり服の上から貼るようにしましょう。
腰痛対策に
デスクワークが続くと、どうしても腰に疲れが溜まってしまいがち。また足腰の冷えも体全体の冷えに繋がってしまいます。
そんなときはおへその真裏に当たる背中の部分に、大きめのカイロを貼りましょう。
この部分には「命門」(めいもん)というツボがあるんです。またここから指2本分外側には「腎兪」(じんゆ)というツボもあります。
それぞれ、腰と内臓の機能を高めるツボなので、疲れた腰や内蔵を優しく温めてくれますよ。
□腎兪(じんゆ)お灸・鍼治療の「ツボ」の取り方
https://youtu.be/Os0nA0gRukE
*大きめのカイロを使えば、腎兪と命門、両方がカバーできます。
辛い生理痛に
女性にとって何よりも辛いのが、毎月訪れる生理痛。できれば鎮痛剤を使わず和らげたいなら、お尻の上部にある「仙骨」にカイロを貼りましょう。
仙骨を温めることで内蔵が温まり、生理痛や生理不順の緩和につながります。
また足腰の冷えにも効果的なので、男性にもおすすめですよ!
弱点がお腹の人には
冷えるとすぐにお腹を下しやすい人は、お腹を温めてあげると改善しやすくなります。
貼る場所はおへそから指4本分下にある「丹田」という場所。丹田を温めることで体全体の調子が整うので、下痢や便秘対策におすすめです
丹田は体の中心部とも言われる場所で、意識することで姿勢が良くなる場所でもあります。
もちろん寒さ対策にも最適なので、仙骨と合わせて温めると寒さ知らずで過ごせますよ!
足先からポカポカ
ふだん冷え性でない人も、冬はどうしても足先が冷たく感じることが多くなります。
そんなときは足首と足の裏を、カイロで温めると効果的。
足首は、内側からアキレス腱にかけて温めると、足全体がポカポカに。足の裏は、足指をぎゅっと丸めた時に引っ込む部分が、「涌泉」(ゆうせん)というツボに当たります。
□湧泉(ゆうせん)お灸・鍼治療の「ツボ」の取り方
https://youtu.be/JUe0AfBH6hs
*足が疲れたときに押すと、すっと疲れが抜けていきますよ。
足の裏にカイロを入れるときは、必ず足裏専用(あるいは靴下用)のカイロを使いましょう。通常タイプのカイロを使うと温度が上がりすぎて、低温やけどになる可能性がありますよ!
使い捨てカイロを使う時の注意点は
カイロに限らず、50度程度に発熱するものを長時間肌につけると、低温やけどを引き起こすこともあります。
低温やけどは普通のやけどに比べると、体の内側までやけどするため治療が困難なやけど。特に貼るタイプのカイロを直接肌に貼ると、低温やけどのリスクが高まってしまいます。肌が弱い人は特に注意が必要ですね。
中には、肌に直に貼れるタイプのカイロもありますが、基本的にカイロは衣服の上から温めるようにし、直接肌に貼らないようにしましょう!
【関連記事】
使い捨てカイロの正しい捨て方とは?有効に再利用する方法も紹介!
寒い季節もポカポカに!
使い捨てカイロは屋外で作業を行うときや、ウィンタースポーツで大活躍するアイテム。また仕事中のちょっとした冷えにも使えるので、寒い季節になってきたらぜひ常備しておきたいですね。
的確な場所に貼るだけで、より体が温まって体の不調も改善しやすくなるカイロ。ただし、肌に直接貼ると低温やけどの原因になるので、必ず衣服の上から貼りましょう。
使い捨てカイロを効果的に使って、寒い冬を温かく快適に過ごしたいものですね。
コメント
調べたのですが、大門というツボは存在しないようです。
あもん?ふうもん?だいつい?だいじょ?でしょうか
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、大椎(だいつい)の間違いでした。
大変失礼しました。
記事は修正しています。
ご指摘誠にありがとうございます!