冬に咲く花はあまり多くなく、庭先や屋内にどうしても彩りが少なくなってしまいますよね。そんな冬に飾りたいのが、青・白・赤などカラフルな花が特徴的なサイネリア(シネラリア)。
鉢植えとしても楽しめるサイネリアは、ちょっとしたプレゼントにも最適。そのときに花言葉も添えておくと、相手により喜ばれると思いませんか?
そこで、サイネリアの花言葉や、どんな花なのかについてまとめましたので、ぜひ覚えてくださいね!
サイネリアの花言葉は?
喜びを運ぶ花
サイネリア全体の花言葉は、次のものとなります。
- いつも元気
- いつも愉快
- 喜び
- 希望
- 華やかな恋
これはサイネリアの花が、次々と開花する様子からとられたもの。色彩が沈みがちな冬に、カラフルな花が咲く様子は確かにウキウキしますよね。
またイギリスでは、お見舞いの花としてサイネリアが使われます。このときに「すぐに良くなるから元気でいてね」と、一言添えるんですよ。
色別の花言葉は
カラフルなサイネリアは、色ごとに違った花言葉が存在します。
【白】
- 望みある悩み
悩みがあることは大変かもしれませんが、考える事で活路を見いだせることも。
白いサイネリアには、そんな前向きな希望を感じさせる花言葉が。就職や進学などで頭を悩ませている方に、そっと一鉢プレゼントしたいですね。
【青】
- 恋の悩み
- 悩み多き恋
青いサイネリアは、美しさの中に寂しさ・孤独さが感じられます。そのため花言葉にも、恋に迷い悩むが。
美しい花ですが、恋人に送る場合は要注意ですね。
【紫】
- 喜び
- 元気(青紫)
紫のサイネリアも、青と同様凛とした美しさが。しかし花言葉にした場合、元気や喜びといった前向きのものとなります。
青いサイネリアを贈りたいけれど、花言葉が気になるなら紫がおすすめですね。
サイネリアとはどんな花?
菊の仲間
サイネリアとはキク科ペリカルリス属の、園芸用に品種改良された品種のことを指します。
北アフリカ原産もの18世紀頃にイギリスに持ち込まれ、他の品種と掛け合わせるなどして改良。どの花と掛け合わせたのかは不明ですが、その結果鮮やかな花が咲く品種となりました。
冬に咲く花
サイネリアの開花時期は、12月から4月にかけて。一度に複数の花が開き、鉢の上にこんもりと花が咲く様子は見ていて楽しくなってきます。
花の色は花言葉で紹介した白・青・紫に加え、ピンクや複色というものも。
複色とは2色以上になるもので、サイネリアの場合は中心部が白く外側がピンクや青になるんですよ。
ちなみにサイネリアは多年草ですが、高温多湿の環境に弱く日本の夏を越せません。また病気や虫に弱く、ガーデニングにもやや不向き。
そのため日本では開花している鉢植えを購入し、春先まで楽しむ一年草の扱いとなっています。
シネラリアについて
サイネリアの花をみて、「これはシネラリアでは?」と思う方もいるかもしれません。
実はサイネリアの名前は、正しくはシネラリア(Cineraria)というもの。
しかしシネラリアの「シネ」が日本語読みでは「死ね」につながるため、サイネリアと呼ばれるようになりました。
とはいえサイネリアという名称も、「災い」に音が似ていると敬遠するひとも。元々お見舞いの品としては、鉢植えの花自体が「根付く(寝付く)」と言われているので敬遠されています。
サイネリアは鉢植えの花ですので、特に注意したいですね。
サイネリア以外の名前は?
日本ではやや縁起が悪い名前になってしまう、サイネリアとシネラリア。実は日本に持ち込まれた当初は、全く違う名前だったんですよ。
それは、
- 富貴菊(フウキギク)
- 富貴桜(フウキザクラ)
というもの。
これはサイネリアの葉がフキに似ていて、桜のように次々と花を咲かせるから。
残念ながらこの名前は定着していませんが、サイネリアやシネラリアの読みが気になる方はこちらの名前を使ってはいかがですか?
冬に元気を!
サイネリア(シネラリア)は、次々と開花して私達の目を楽しませてくれる冬の花。花言葉にも「喜び」や「元気」など、ワクワクさせてくれるものとなっています。
かつては「シネラリア」とも呼ばれ、やや名称が気になっていたサイネリア。しかし元気な花言葉がたくさんあるので、相手を問わず贈り物に最適な花ともいえますね。
お部屋の色彩がやや寂しいと感じたら、元気になれるサイネリアを飾りませんか?
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