っかく髪をセットしたのに、強風で乱れてしまうととても残念ですよね。

お出かけ前に天気を確認する際に、一緒に風の強さも確認しておきたいもの。そんな天気予報でよく聞く言葉の一つに「季節風」があります。

季節風とはどのような風で、どの季節に吹くものなのか気になりませんか?

そこで
・季節風とは?
・偏西風との違いは?
・季節風の名前にはどんなものがあるのか

・・についてまとめましたので、ぜひ覚えて参考にしてくださいね!

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季節風とは?

季節によって決まった方角に

季節風とは、季節によって決まった方角に吹く風のことを言います。

ただし気象庁の定義では、「季節風」という言葉を用いずに「モンスーン」という言い方に。

しかし一般的には「季節風」の方がわかりやすいため、天気予報などではこちらを用います。

モンスーンとは、アラビア語で、「季節」という意味を持つ言葉。

海上交通の要所であるアラビア海では、

  • 6月~9月に南西の風
  • 10月~5月に北東の風

が吹くことで有名です。

そこからアラビア海にて季節ごとに変わる風のことを、まとめて「モンスーン」と呼ばれていてました。

これが「季節ごとに吹く方角が変わる風=季節風」という意味の、気象用語として定着したんですね。

日本における季節風とは

ちなみに日本における季節風は、

  • 夏に吹く南東の風(海から陸への風)
  • 冬に吹く北西の風(陸から海への風)

のこと。

これに加えて、季節ごとに特定地域で吹く風のことも、「季節風」と呼ばれています。

偏西風とは?季節風との違いは?

西風の恒常風

季節風以外にもよく聞く風の名前に、「偏西風」があります。

偏西風とは、

  • 北緯35度~65度付近の地域に吹く西風(主に南西から北東)※北半球
  • 南緯35度~65度付近の地域に吹く西風(主に北西から南東)※南半球

のこと。

日本は北半球ですから、日本における偏西風と言えば、西風(主に南西から北東へ吹く風)になりますね。

なお、偏西風は季節風と違って、季節を問わず同じ方角に吹いている恒常風と呼ばれる種類の風になりますが、日本列島はほぼ偏西風の吹く地域に収まるため、様々な影響が発生します。

例えば、雨雲や台風は沖縄・九州から大阪・東京と、「南から北・西から東」へと移動していますよね?

これは偏西風に乗って、雲が移動しているからなんです。

ちなみに貿易風は?

ちなみに、良く偏西風と合わせて取り上げられることもある貿易風がありますが、こちらは

  • およそ北緯30度以下の地域に吹く東風(主に北東から南西)※北半球
  • およそ南緯30度以下の地域に吹く東風(主に南東から北西)※南半球

になります。

赤道に近い地域に吹く風で、偏西風とは風の向きが逆になりますね。

季節風と偏西風の違いのまとめ

季節風と偏西風には、次のような違いがあります。

風の種類 特徴や違い
季節風
  • 季節ごとに吹く方向が変わる風のこと。
  • 元々はアラビア海で季節ごとに向きが変わる風「モンスーン」のことを指した。
  • 日本では、夏に吹く南東の風・冬に吹く北西の風のことを指す。
  • 上記に加え、一部地域で季節限定で吹く風も「季節風」と呼ぶ。
偏西風
  • 日本列島上空で一年中吹いている、西から東へ吹く風のこと。
  • 一年中吹いている風で「恒常風」という種類の風となる。
  • 日本の天候が西から東へと順に変わるのは、偏西風に乗って雲が移動するから。

日本の場合は、
「基本的に偏西風が吹いているが、季節に応じて違う風向きの風が吹く。その時は季節風となる。」
と覚えておくとわかりやすいですね。

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季節風の名前には何がある?

日本列島では季節ごとに、独特の風が吹くことがあります。

それぞれに名前がついていることも多いので、ぜひ覚えておきたいですね。

春の季節風

◆春一番(はるいちばん)
立春から春分の期間で初めて吹いた、強い風のこと。
その後に吹いた風に関しては、春二番・春三番と呼ぶこともあります。

関連記事:春一番の意味とは?気象庁の定義や名前の由来について

◆春疾風(はるはやて)
春の風が特に強く吹いたときに使われる。春嵐・春北風・春早手とも。

◆東風(こち)
春に吹く東の風のことで、春の季語としても使われる。

菅原道真が詠んだ、和歌でも有名ですね。

「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

夏の季節風

◆山背(やませ)
梅雨頃に吹く冷たく湿った東寄りの風のことで、主に東北地方で使われる。霜が降りたり小雨が続くことが多く、作物の生育に影響が出る事もあります。

□岩手県久慈市のやませ

*一面が霧で覆われているため、たしかに寒そうですね。

◆南風(はえ)
真南の方角から吹く風のこと。

  • 黒南風(梅雨初期に吹く風)
  • 新南風(梅雨の中頃の強い風)
  • 白南風(梅雨明けに吹く風)

…などの別名もあります。

秋の季節風

◆初嵐
秋の初め頃に吹く強い風のこと。それほど強くない風の場合、秋の初風ということもあります。

◆野分(のわき)
草木を揺らすほどの強い風のことで、台風もこの中に含まれます。

冬の季節風

◆木枯らし
晩秋から初冬にかけて吹く、強い北寄りの風のことを言います。

関連記事:東京と近畿だけ?木枯らし一号の条件や定義とは?二号もあるの?

◆からっかぜ
冬の終わりから春にかけて、関東地方で吹く乾燥した強い風の事。木枯らしと間違えやすいですが、こちらは冬の終わりに吹く風です。

強風には要注意!

節風が吹くときは、通常よりも強い風が吹きやすい傾向にあります。

普段は西から吹く偏西風の影響を受けていますが、夏には南東、冬には北東の「季節風」が。また春夏秋冬に応じて吹く独特の強い風も季節風といい、地域によて様々な名称も。

例えば、良く知られた春一番木枯らしなども、季節風の仲間なんです。

いずれも強い風となるため、お出かけの際には気をつけてくださいね!