蔵庫に常備したい豆腐は、そのままでも食べられる美味しい食材。さらにお味噌汁や麻婆豆腐、白和えなどにも使えて便利ですよね。

そんな豆腐を使ったレシピを見ると、「水切りを行う」という説明が。

面倒だからと省略する人もいますが、実は水切りはとても重要なんですよ!

そこで、
・なぜ豆腐の水切りが必要か?
・簡単な豆腐の水切り方法

について今回ご紹介しますので、料理の参考にしてくださいね!

なぜ豆腐の水切りが必要なの?

豆腐は水分たっぷり

toufu (4)
なぜ、豆腐を使う料理で水切りするように指示されるのでしょうか。

その答えは、豆腐の作り方に理由があります。

豆腐の作り方は、簡単に説明すると次の手順となります。

  1. 水につけて膨らんだ大豆をすりつぶし、一度温める。
  2. 布でこして、豆乳を作る。
  3. 豆乳を温めてからにがりを加え、型に流しこむ。
  4. 上に重石を乗せてしばらく待ち、固まったら型から取り出して完成。
  5. (さらに豆腐は水に浸けて保存すると、にがりの苦味が抜けて美味しくなります)

液体である豆乳をにがりで固めた豆腐は、実は水分たっぷり。このことが料理に使う際に、色々と問題になってしまうことがあるんですね。

水分たっぷりの豆腐の問題は

豆腐が水分たっぷりであることは、料理を作る際に次のような問題が出てしまいます。

  • 味付けが薄くなる。
  • 豆腐が崩れやすくなる。

味付けが薄くなる点に関しては、水切りしない豆腐を加えることで発生するもの。調理を続けるうちに豆腐から水が出てしまい、せっかくの味付けがぼやけたものになるんですね。

そして味を補おうと調味料を追加してしまうと、こんどは塩分の取り過ぎにもつながります

味噌汁や麻婆豆腐に入れた豆腐が崩れてしまうのは、混ぜすぎも原因の一つ。しかし水分を含んだ豆腐が柔らかすぎるため、崩れてしまうんです。

水切りすると豆腐の味がしっかりする

逆に豆腐の水切りを行うと、次のメリットがうまれます。

  • 豆腐の味がしっかりする。
  • 豆腐の栄養がまとまる。
  • 崩れにくいので食べやすい。

豆腐は水分が多いため、さっぱりしている一方で味がややぼやける食材。そこで適度な水抜きを行うことで、旨みが凝縮して更に美味しくなります。

また水分が抜けるという事は、栄養素もぎゅっと濃縮。水分が抜けると身もしっかりするので、食べやすくもなるんですよ

スポンサーリンク

簡単に美味しくできる、豆腐の水切り方法

基本的な豆腐の水切り方法

豆腐の水切り方法はいくつかありますが、まずは基本的な方法を紹介します。

■用意するもの

  • 厚手のキッチンペーパー 2~3枚
  • バットまたはまな板
  • 豆腐と同程度の重石(調整しやすいお皿がオススメ)

■手順

  1. 豆腐をキッチンペーパーで包む。
  2. 平らな皿の上に豆腐を乗せ、その上にバットまたはまな板を乗せる。
  3. その上に重石を乗せ、20分~30分置いたら完了。

この方法は時間が少しかかりますが、簡単にできますし、しっかりとした水抜きが可能

炒り豆腐や豆腐ハンバーグの具にする場合は、この方法がオススメです。

冷奴にする場合

冷奴は水切りしなくても良いイメージがありますが、実は少しだけ水切りをすると旨味がアップするんです。

そこで冷奴にピッタリな、水分を少し残す水切りの方法を紹介します。

  1. 豆腐をキッチンペーパーで包む。
  2. ザルの上に置き、ラップをして半日程度冷蔵庫で保存する。

この方法は豆腐の自重によって自然な形で水切りが可能で、豆腐本来のしっとりした食感を残すことができます

すぐに食べたい時はできませんが、

  • 寝る前にセットして翌朝に食べる
  • 朝にセットして夕食に食べる

のであれば、便利ですね。

冷奴だけでなく、豆腐の味噌汁や豆腐サラダなど、柔らかい食感を楽しみたい料理にもオススメですよ。

時間が無い場合などは

水分は残したいけれど時間がない場合や、多少豆腐が崩れても問題ない場合は次の方法がおすすめです。

  1. 豆腐をキッチンペーパーで包む。
  2. 上から手で強く押す。

力加減を誤ると豆腐が崩れてしまいますが、手早く水切り出来ますよ。

時短なら電子レンジで

短時間で簡単に水切りしたいなら、電子レンジを使いましょう。

  1. 豆腐をキッチンペーパーで包む
  2. 耐熱皿に乗せ、電子レンジで2~3分加熱する。
  3. すぐに使えるが、冷めるまで待つと更に水気が抜ける。

この方法の良い点は、とにかく手早くできること。それでいて豆腐が崩れる可能性も低く、幅広い料理に使えるんですよ。

ただし豆腐が温まってしまうので、冷奴には不向きなので注意してくださいね。

□豆腐の水切り/料理の基本・下ごしらえ
https://youtu.be/wsBk8lLRezg

*キッチンペーパーに包まず、下に敷いて加熱する方法もあります。

【関連記事】

いろんな料理に豆腐を!

腐はそのまま食べても美味しいですが、煮物や炒めものに入れても美味しい食材。サラダの上に乗せれば、ヘルシーなのにボリュームアップできるのも魅力的です。

元々美味しい豆腐を更に美味しく食べるなら、水切りはマスターして損はありません

切るだけですぐ食べてた冷奴も、水切りして食べると豆腐の濃厚な味に病みつきになるかも。

使い方に応じて水切り方法を使い分け、毎日の食卓に役立てましょう!

【寄せ豆腐淡雪ボリュームセット6】ちょっとぜいたくですが本物は違います!まとめ買…
価格:2760円(税込、送料無料) (2022/3/25時点)

 

 

楽天で購入