ひょう(雹)・あられ(霰)・みぞれ(霙)の違いとは?雪とはどう違うの?

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ワフワと降る雪はロマンチックですが、実際には雪ではなく「みぞれ」が降ることもよくあります。

また雪ではなく「あられ」が降ってきたり、「ひょう」が降って農作物に被害が出ることも。

特にひょうなどは冬だけとは限らず、他の季節にも降ることがあります。

ひょうも、あられも、みぞれもなんとなく似てはいますが、どんな違いがあるのでしょう?

そこで今回は、ひょう・あられ・みぞれ、それぞれの特徴や違い、そして雪との違いについてもあわせてまとめてみました。

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雹(ひょう)とは?

5ミリ以上の氷の粒

ひょうは、雪と同じく雲から降るもので、直径5ミリ以上の氷の粒のこと。特に積乱雲で発生しやすく、また雷を伴いやすい特徴があります。

ひょうが出来る仕組みは次の通りです。

  1. まず雲の水蒸気が凍ります
  2. 凍ってできた氷の粒が落下しようとします
  3. ところが、積乱雲の中では下から上へと強い風が吹きます
  4. 本来なら溶けながら地上に落ちるはずの氷の粒が、風の影響で雲の上部へ押し上げられます
  5. そして再び凍りついてしまいます
  6. 氷の粒が落下しようとして再び舞い上がります
  7. これを何度も繰り返します
  8. その結果、氷の粒は風に影響されないほど大きく成長します
  9. 最終的にその重さで固まった氷が地上に落ちて、ひょうとなります

春と秋に降りやすい

実はひょうは冬以外の季節に降りやすい傾向があります

これは地表の気温と上空の気温さが大きい、春・夏・秋に積乱雲が発生しやすいから。ただし夏はひょうができても、途中で溶けて雨になることが一般的には多いですね(降ることもあります)。

一方で冬は積乱雲が発生しにくいので、ひょうが降りにくくなります。

ひょうが降るときは危険

もしもひょうが降る予報が出た場合、外出は控えたほうが安全です。

というのも、ひょうは大きいもので直径2~3センチにもなり、落下速度も時速数十キロを超えることがあるからです。

当たると大怪我をする恐れがありますので、もし外出中にひょうが降りだしたら、急いで屋内に避難しましょう

□特大の雹で愛車が

*1分24秒頃に「ひょう」が出てきますが、これがもしも当たったらと思うと怖いですね。

霰(あられ)とは?

5ミリ未満の氷の粒

あられはひょうと同じく雲から降るもので、直径5ミリ未満の氷の粒のこと。

実はひょうとの違いは、「直径5ミリより大きいか小さいか」のみ。5ミリ以上になるとひょうになり、5ミリより小さいとあられの扱いとなります。

そのため発生する仕組みはひょうと同じ。ただし氷の粒が小さいため、冬にも降ります。

雪あられと氷あられ

あられは降った時の状態によって、

  • 「雪あられ」
  • 「氷あられ」

に区分されます。

雪あられ白く柔らかいあられのことで、雪と一緒に冬に見られるもの。

一方の氷あられ半透明でやや硬く、ひょうのように春や秋に降る傾向があります。

ちなみに天気予報では、

  • 雪あられは「雪」の予報
  • 氷あられは「雨」の予報

となります。

ただし観測データでは、どちらのあられが降っても「あられ」の扱いになります。

霙(みぞれ)とは?

雨交じりの雪

みぞれ雪と雨が混ざった状態、または雪が溶けかかった状態で降る事を指します。ひょうやあられとは違い、氷の粒は混ざりません。

また気象上の扱いは「雪」となるため、シーズン最初にみぞれが降ると、これが「初雪」の扱いに。

更に天気予報では「雪または雨」、あるいは「雨または雪」と伝えられることになります。

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雪との違いは?

ポイントは「結晶」

ひょう・あられ・みぞれと、雪の違いですが、氷の結晶が存在するかどうかで見分けます。

は雲の中で氷の結晶が発生し、それが成長して地表へと降るもの。

みぞれは雪に雨が混ざったものなので、雨交じりでも氷の結晶が存在します。

一方のひょう・あられは氷の粒が成長して降るため、氷の結晶が存在しません。

ひょう・あられ・みぞれの違い、まとめ

最後に、ひょう・あられ・みぞれ、それぞれの特徴違いを簡単にまとめました。

◆ひょう(雹)

  • 直径5ミリ以上の氷の粒が地上に降ること
  • 積乱雲の時に発生しやすく、雷を伴うことも
  • 空気中の水が凍って氷の粒となって成長したものなので、氷の結晶は存在しない
  • 冬よりも春・秋に発生しやすい。まれに夏に発生することもある
  • 2センチ以上のものが降ることもあり、当たると非常に危険

◆あられ(霰)

  • 直径5ミリ未満の氷の粒が地上に降ること
  • ひょうとの違いは氷の粒の大きさだけで、発生する仕組みはひょうと同じ
  • ひょうと同じく、氷の結晶は存在しない
  • 雪混じりで白くもろい「雪あられ」と、半透明で硬い「氷あられ」の二種類がある
  • 気象上は「雪あられ」は雪、「氷あられ」は雨の予報となる
  • 雪あられは冬に降りやすく、氷あられは春・秋に降りやすい

◆みぞれ(霙)

  • 雪に雨が混ざった状態、あるいは溶けかかった状態で降ること
  • 雪が混ざるため、雪の特徴である氷の結晶が存在する
  • 気象上は雪の扱いとなる
  • 天気予報では「雪または雨」、あるいは「雨または雪」と伝えられる

降る予報のときは注意して!

いかがでしたか?

ひょう・あられ・みぞれは似ていますが、実はみぞれだけが雪の一種ということなんですね。

ひょうあられは発生する仕組みは同じですが、粒の大きさが違う氷の粒のこと。一方でみぞれ雨交じりの雪のことで、ひょう・あられと違って氷の結晶をもちます。

この中でも、ひょうが降る時は、時として大きな被害が出ることも。天気予報で「ひょう」の予報が出たときには、特に注意して過ごすようにしましょう!

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