リスマスシーズンになると、ギザギザの葉っぱと赤い小さな実の組み合わせをよく見かけるのではないでしょうか。

これは「柊(ひいらぎ)」の葉と実。クリスマスには欠かせないものですね。

そんな柊ですが、実がなるということは「花」が咲く植物です。花が咲いている柊はあまり見かけないかもしれませんが、花言葉も含めてどんな花なのか気になりますよね。

そこで、柊の花言葉と花の特徴についてまとめて紹介します!

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柊の花言葉とは

トゲトゲの葉が

の花言葉ですが、次の5つが挙げられます。

  • 用心深さ
  • 剛直
  • 保護
  • 先見の明
  • 歓迎

この内「用心深さ」「剛直」「保護」の3つに関しては、柊の葉の様子からとられたものです。

柊の葉は先端部分がとがっていて、まるでトゲのよう。そんな様子が「用心深さ」や、一度決めた信念を曲げない「剛直」の花言葉となりました。

また柊は、キリストの足元から生えた聖なる樹木だという伝説が。そこから自分や他人を守る「保護」という花言葉へと繋がりました。

これらの花言葉は良い意味にもとれますが、やや否定的なニュアンスも。なるべく良い意味になるように、使いどころには注意したいですね。

良い香りが

一方で柊には、「先見の明」「歓迎」という明るい意味の花言葉もあります。

先見の明の花言葉は、柊が成長するにつれて葉のトゲが柔らかくなる様子から。歓迎の花言葉は、柊の花が香り高いことから名付けられました。

もし贈り物に柊を使うのであれば、こちらの意味で使うのがおすすめです。

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柊はどんな花?

2つの柊(ひいらぎ)

モクセイ科モクセイ属の樹木で、とげとげした葉に特徴があります。

実はクリスマスの飾りに使われている柊は、正式には「セイヨウヒイラギ」というもの。こちらもギザギザした葉に特徴があり、見た目は柊とそっくり!

しかしセイヨウヒイラギはモチノキ科モチノキ属の樹木で、柊とは違う種類となります。

柊とセイヨウヒイラギの見分け方ですが、「実」の状態で確認が可能です。

柊(ひいらぎ)の実は・・・
 黒に近い紫色で、6月~7月頃に見られるもの。

セイヨウヒイラギの実は・・・
 赤くて大きく、晩秋から冬にかけて多く見かけます。

また、柊の実は鳥がよくついばみますが、セイヨウヒイラギの実は苦いので鳥も敬遠しがち。そのため長く実がのこり、冬でも鮮やかな赤が目に飛び込むんですよ。

■セイヨウヒイラギ

尚、セイヨウヒイラギの花言葉は、

  • 予見
  • 神を信じます

になります。

クリスマスにはピッタリの花言葉と言えますね。

小さな白い花が

柊(ひいらぎ)もセイヨウヒイラギも、白い小さな花を咲かせます。

柊の花は11月~12月に開花し、キンモクセイに似た甘い香りがします(実をつけるのは7月頃)。

一方、セイヨウヒイラギの花は4月~5月頃に開花し、こちらも甘い香りに特徴があります(実をつけるのは11月頃)。

どちらも良い香りなので、見かけたらぜひ香りを楽しみましょう。

なぜ「柊」というの?

「柊」という名前ですが、トゲトゲした葉からとられた名前なんですよ。

柊のトゲトゲした葉に触れると、ヒリヒリ痛んでしまうことが。この様子を古語で「ひいらぐ(疼ぐ)」といい、名詞に変化させて「ひいらぎ」という名に。

また冬に花を咲かせることから、木+冬で「柊」という漢字が当てられました。

キリストの木

英語で柊は「holly(European holly/Christmas holly)」と言いますが、綴りは「holy」でなく「holly」となります。

これは柊の葉が、キリストの棘冠に例えられたから。そのため聖なるものである「holy」が語源となり、「holly」という綴りに変化しました。

さらにはキリストの逸話があることから、西洋では「聖なる木」「キリストの棘」という別名も。

キリストによる魔除けの効果があるとされ、クリスマスシーズンになるとあちこちで飾られるんですよ。

節分の魔除け

柊の面白い点は、日本でも魔除けとして使われていることです。

日本では「表鬼門」と呼ばれる北東の方角に柊を植えると、邪気の侵入が防げると言われています。

この時「裏鬼門」となる南西の方角には、「南天」を植えないと効果が発揮されません。

また節分には、柊の枝葉・大豆の枝・焼いた鰯の頭を玄関前に飾る風習が。「柊鰯」というこの飾りは、鬼の嫌がるものをセットにした飾り物。

大豆は節分に鬼にぶつけて退治し、焼いた鰯の匂いは鬼が嫌がるもの。そして柊の葉は、大豆と鰯から逃げてきた鬼に刺さるのだとか。

そのため柊には、「鬼の目突き(おにのめつき)」という別名もあるんですよ。

関連記事:節分といわしの関係!柊鰯を飾る理由・食べる由来とは?

棘(トゲ)が重要

クリスマスシーズンになるとよく見かける柊(ひいらぎ)は、実は日本のものと西洋のもので種類が違う樹木だったんですね。

いずれも葉にトゲがあり、触ると痛いので少し注意が必要です。

しかしこのトゲから連想されて、西洋でも日本でも魔除けの象徴となったのは面白いですね。

花言葉も、このトゲから連想されるものが多いですが、花の香りから連想されたものも。

香り豊かで魔除けの効果もある柊をプレゼントして、相手の方の平穏を祈りたいですね。