
デスクワークが多い女性にとって、気になるのが足のむくみ。出勤時に履いていた靴が退勤時には入らなかった、なんてこともあるほどです。
足がだるい・つらいといった症状も出ることがありますし、何より見た目が最悪!そんなむくみ対策で注目を集めているのが、着圧ソックスなんですよ。
着圧ソックスがどういうものなのか、その効果と正しい使い方を紹介します!
着圧ソックスとは
足に圧力を

着圧ソックスとは、履いた部分に応じて圧力がかかるように編まれた靴下のこと。
あらかじめ履いておくことで、足のむくみを予防する効果が期待できます。
主流はハイソックスですが、最近ではタイツ・レギンスなども。また就寝時専用の着圧ソックスもあり、こちらは寝ている間のむくみ改善が期待出来ます。
元々は医療用
着圧ソックスはドラッグストアなどで購入できますが、元々は医療用の治療器具。下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という、足の静脈が網状に浮き出る症状の治療に使われていました。
これを一般向けに改良したのが、市販品の着圧ソックス。
医療用も効果が期待出来ますが、まずは一般用を使用することをおすすめします。
着圧ソックスの効果
圧力でむくみ撃退
着圧ソックスは、足のむくみをすっきりさせる効果が期待できます。
これはソックスをはく事で、血液循環を促す効果があるから。血液の循環がスムーズだと、足の老廃物がたまりにくくなってむくみ改善につながるんですよ。

足は第二の心臓
なぜ着圧ソックスを使用すると、足のむくみ改善が期待できるのでしょう?
人の体をめぐる血液は、心臓のポンプ効果によって全身へと流れていきます。そして体の隅々まで栄養・酸素・熱を届け、老廃物を受け取って再び心臓へ。
しかし血液は液体であるため、地球の重力をうけて足にたまりやすい状況に。
とは言っても、全ての人が「足がむくんで辛い…」とはなってないですよね?
これは足の筋肉がポンプの役目を持っているからです。足の筋肉を動かすことで、静脈の血流を心臓に押し戻す効果が。
「足は第二の心臓」と呼ばれているのは、この働きのためなんですね。
ところが足を動かさない生活をしていると、心臓に押し戻す効果が鈍くなりがち。そうなると足に老廃物がたまりやすくなり、むくみを招いてしまいます。
圧力でサポート
着圧ソックスには足に適度な圧力をかけることで、筋肉のポンプを助ける効果をもたらします。
それにより、ちょっとの動きでも歩いた時のような効果が。また足の筋肉が弱い方へのサポートとなり、普段よりも血流を押し戻しやすくなります。
そのため圧力ソックスをはくと血流アップをサポートできて、むくみ改善が期待できるんですよ。
着圧ソックスの正しい使い方
部位ごとに圧力が違うものを
着圧ソックスは、履くことで強い圧力がかかります。
しかしその圧力が強ければ効果的、というものではありません。また全体に同じ圧力がかかるタイプは、見た目がすっきりしますがむくみ改善には不向き。
選ぶ際には足首に最も圧力がかかり、ふくらはぎ・太ももの圧力は弱めの物を選びましょう。

圧力を表す単位は「hPa(ヘクトパスカル)」というもの。台風の勢力を表す単位と同じものですね。
それぞれの部位に対し、この程度のhPaを選ぶとより効果的です。
- 足首 20~30hPa
- ふくらはぎ 10~20hPa
- 太もも 5~15hPa
履くときはぴったりサイズで
小さいサイズを選ぶとより窮屈なので、圧力が強くかかると思うかも知れません。
しかし着圧ソックスは、足にぴったり合うサイズが効果的。
足首・ふくらはぎ・太ももなどの、圧力をかけたい場所にきちんと合うものを選びましょう。
長時間はNG
着圧ソックスを長時間使用すると、体本来がもつポンプ機能が衰えてしまうことも。また寝ている時に使用すると、血流が滞って足の疲れが残ることもあります。
なので、
- 日中に使用したら夕方以降は脱ぐ
- お風呂上りから寝る前までの間だけ使用する
- 足を締め付けない時間を作る
など、時間を決めることがむくみ改善には大切なんですよ。
またお休み時に使用したい場合は、お休み専用の着圧ソックスを必ず使用するようにしましょう。昼間使用しているものですと、圧力が強すぎて、血流が悪くなって逆効果だからですね。
これで足もすっきり!
むくみ改善には、毎日の適度な運動と、規則正しい生活を続けることが大切です。
しかし女性の場合は気をつけていても、どうしてもむくみが出てしまいがち。着圧ソックスはそんな人の強い味方になりますが、一日中履き続けるのはあまりオススメできません。
体本来の機能を高めるためにも、つらい時に時間を決めて適切に利用したいですね。
着圧ソックスの使い方をしっかり覚えて、むくみ知らずの足になりませんか?
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