
1年の終わり12月には、日本ではあちらこちらで忘年会がありますよね。毎週のように参加する人も多いのではないでしょうか。
ところで、その「忘年会」ですが、英語で何て言うんだろう?と思ったことはありませんか?
そもそもアメリカやイギリスなどの英語圏では、忘年会自体をやるのかどうかもちょっとあやしいですね。
そこで、忘年会を英語ではなんと表現したらいいのか、文例も交えて紹介します!
忘年会って英語圏でもあるの?
結論から言うと、アメリカやイギリスでは、忘年会はありません。
年末に社内で行われるパーティーは、クリスマスパーティーか新年会。この2つくらいで、日本でいう忘年会は存在しないんですね。

最近は、クリスマスパーティーと呼ばずに、holiday party(ホリデーパーティー)と呼ぶことが多くなっています。これは、キリスト教徒が多いアメリカ等では、ユダヤ人やイスラム教徒の人たちに失礼がないように…という配慮からです。
忘年会をクリスマスパーティーと訳してしまうと、ネイティヴにはクリスマスの前後にパーティーをするのだと思ってしまいます。クリスマスツリーを飾ったクリスマスパーティーを想像してしまうので、これはちょっと忘年会とは違いますよね。
また、新年会というと、12月31日に一緒に新年のカウントダウンをする新年会だと思われてしまいます。これも、やっぱり忘年会じゃありません。
では、何と言ったら、英語圏では、日本の『忘年会』の意味が伝わるのでしょうか?
忘年会は英語ではなんて表現する?
忘年会の英語表現は様々

忘年会は、
- end-of-year party
- year-end party
- forget-the-year party
- wind-up party
と英語で訳されることが多いです。
end-of-year party や、year-end partyと訳すのを進めている人たちがたくさんいますが、これは『年の終わりのパーティー』と言う意味。
forget-the-year party は、『今年を忘れるパーティー』的な意味に聞こえます。
それぞれ忘年会の意味をそれなりに表現されているものだと思いますが、どれを使っても『え?どういうパーティー?年の終わりのパーティー?』と聞かれてしまうと思います。
ホリデーパーティーとの違いをはっきり示すには、ちょっと役不足な気がしますよね。
wind-up party と言って、プロジェクトなどがうまくいった時などの仕事終わりに『締めくくりのパーティー』をすることもあるので、これが一番近いと思います。
個人的には、忘年会を『bonenkai』と言って、意味を教えてあげるのが一番だと思いますよ。
英語で忘年会を教えてあげよう!例文を紹介
Bonenkaiが具体的にどんなパーティーなのか、どういう意味があるのかを教えてあげるには、どう説明したらいいのでしょうか。
忘年会は、
- 今年のお仕事はもうお終いです。さよなら、今年!
- 今年もいろいろ問題や困難があったけど、綺麗さっぱり忘れて来年を迎えよう!
- 今年も頑張った!一緒に飲んで今年の問題は忘れてしまおう!
こんな意味ですよね。
これを英語で表すには、次のような例文を使ってみてください。
例文)
(忘年会は、今年起きた問題や困難にさよならして、忘れてしまうパーティーです。)
(忘年会は、今年の問題をさっぱり忘れ、来年を迎えるためのパーティーです。)
(今年の起きた問題や困難を忘れて、今年にさよならするために、年終わりにするパーティーです。)
ちょっと面白く説明したいときは、こんな文を試してみるのもいいですよ。
(忘年会はワインドアップパーティーのようなもので、今年の仕事が終わったことを祝うものです。でも実際は、みんなで酔っ払って楽しむだけのパーティーです。)
英語圏のお友達に教えてあげよう!
忘年会は日本独特の文化。アメリカやイギリスでは忘年会自体の習慣がありません。そのため英語で表現するのは少し難しいですね。
だからこそ、あなたに英語圏のお友達がいるのであれば、日本の文化の一つとして『忘年会』の意味、楽しさをぜひ教えてあげましょう!
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