ツイてないことが立て続けに起こったりすると、「厄年では?」と聞かれたことがありませんか?
また「そろそろ厄年だから、厄払いに行ったほうがいいよ!」と言われることもあるかもしれません。
占いなどにあまり興味がなくても、年配者などから聞いたことがある「厄年」という言葉。つい聞き流してしまいがちですが、どのような時が厄年となるのか、また厄払いについても気になりますね。
そこで、厄年とはどういうものなのか?男女別に厄年の年齢はいつなのか?また厄払いはどうすれば良いのか?といったことについて順に紹介していきます。
厄年とは?
悪い変化が訪れやすい年代
厄年(やくどし)とは長い人生の中で、災厄や不調が起こりやすいとされている時期のことを言います。
その起原は「陰陽道(おんみょうどう)」にあるとされますが、実際のところは不明。平安時代にはすでに定着しており、当時の様々な風習が合わさった結果と推測されています。

前厄・本厄・後厄、そして大厄
厄年は、
- 本厄(ほんやく)と呼ばれる年
- 本厄の前の1年間に当たる前厄(まえやく)
- 本厄の後の1年間に当たる後厄(あとやく)
の合計3年間になります。
特に本厄(ほんやく)に当たる年は、様々な点で注意が必要とされています。
また厄年は人生で三度訪れるとされ、特に注意しなければならないのが大厄(たいやく)というもの。一般的に厄年と言われた場合は、大厄の時の本厄のことを指します。
厄年は何歳?
数え年に注意
厄年の数え方は、通常使っている「満年齢」ではなく「数え年」が用いられます。
数え年は生まれた時点で1歳となり、誕生日に関係なく元日で1つ年を取るという考え方。そのため満年齢とは1歳、あるいは最大で2歳ズレが生じるので、注意が必要です。
またお払いを行う神社によっては、次のように、数え年の考え方が違う場合もあります。
- 生まれた日から大晦日までは満年齢+1、それ以外の時期は満年齢+2とする
- 元日ではなく立春(2月4日頃)に、年齢を加算する
なお、現在の事情に合わせ、誕生日以降の満年齢で受け付ける神社もあります。
地元の寺院で厄払いを受ける場合は、そうした年齢の数え方についても確認を行うようにしましょう。

男女で違う厄年
「厄年」は男女で年代の違いがあり、大厄も男性と女性では違う年となっています。これには、男女でもっとも忙しい時期に違いがあり、注意すべき年代が違う・・といったことが関係しているようです。
- 男性の場合は大事な仕事を任されたり、部下ができて責任が増す42歳
- 女性は育児が忙しくなる33歳
が、本厄とされています。
その他の厄年とあわせて、男女の厄年を表にまとめてみました。記載している年齢は数え年ですので、誕生日を迎えた方は満年齢より1歳、まだの方は2歳引いて考えて下さい。
年齢(数え年) | ||||
---|---|---|---|---|
前厄 | 本厄 | 後厄 | ||
男性 | 24歳 | 25歳 | 26歳 | |
41歳 | 42歳 | 43歳 | ← 大厄 | |
60歳 | 61歳 | 62歳 | ||
女性 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | |
32歳 | 33歳 | 34歳 | ← 大厄 | |
36歳 | 37歳 | 38歳 |
厄年の厄払いはいつまでに行う?
基本的には年始から節分の間に
厄年になると、「厄払い(厄祓い)」を受けたほうが良いと言われます。厄払いを行うのは神社と一部のお寺。宮司さんが常駐する神社であれば確実です。
まず厄払いの時期ですが、理想は年始から節分の間の大安とされてます。
しかし都合がつかなければ、厄年の間ならいつでも大丈夫。また神社もお休みや特別な日以外は、1年中厄払いが可能です。
また厄払いを得意とする神社では、お祭りの日に厄払いを大々的に行う事もあります。
厄払いはどの厄年に行くべき?
厄年は、前厄・本厄・後厄と3年間続きます。この3年間全てに行くのが理想的ですが、本厄の時だけに行っても問題ないでしょう。
3回ある厄年も全て厄払いするほうが、気分としては安心。しかしどうしても行けないのであれば、大厄の時にお払いを受けましょう。
また厄年を過ぎてしまった場合でも、厄払いはしてもらえるので安心して下さい。
厄払いの金額の相場は?

5000円~10000円が相場
厄払いの金額ですが、料金の設定がなければ5000円~10000円が相場です。もし迷ったら5000円をお包みすれば、まず問題がありません。
厄払いを得意とする神社の場合は、前もって厄払いの料金が決まっていることもあります。あらかじめ神社に問い合わせて、確認を取るほうがより安心ですね。
お包みするお金について
厄払いでお金を渡す際は、次の点に注意しましょう。
- お札は新札を用意する。
- お金を包む封筒は、白地の無地の封筒か蝶結びのご祝儀袋を使用する。
- 神社の場合は「御初穂料」と、お寺の場合は「御布施」と袋表中央に記入する。
- 御初穂料・御布施と書いた下に、自分の名前を記入する。
【関連記事】 ※厄払いでおすすめのお寺
川崎大師の初詣の混雑予想!おすすめの拝観時間は?
厄年は人生計画のきっかけに
厄年には科学的根拠はありません。実際、厄年でも何事もなく過ごせることもあるでしょう。しかし何か気になる事があった時に、厄年だからという理由で精神的に上手く行かないこともありますよね。
信じる信じないはともかく、厄年は人生の節目となる年代。仕事や健康面で改めたい事や、新しく始めたいことなどを考えるきっかけにもしたいですね。
厄年を一つの節目と考えて、厄払いを受けながら今後の人生について考えてみませんか?
コメントを残す