冬の怖い病気の代表「インフルエンザ」は、家族がかかると感染する恐れが出てしまいます。
大人がかかっても苦しいインフルエンザですが、子供にうつったら大変!家族を支えるお母さんがうつってしまうと、子供も困ってしまいますしこれまた大変ですね。
怖いインフルエンザはならないことも大切ですが、家族にうつさないことも大切。
・もし家族がインフルエンザにかかった時、うつらないようにどうすべきか?
・または自分がかかった時に家族にうつさないようにするにはどうしたら良いか?
についてまとめてご紹介します!
インフルエンザはどうやってうつるのか
くしゃみ・セキが危ない!
まずはインフルエンザが人にうつる仕組みを、覚えておきましょう。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に侵入することで発症します。このウイルスですが、既に感染している人のツバが感染の原因。
というのも人がくしゃみやセキをしたときに、ツバは空中に飛んでしまいます。これが空気中に漂い、近くにいた人が吸い込むことで感染してしまうのです。
症状はすぐに出ない!
体内にインフルエンザウイルスが入っても、すぐに症状は現れません。
ウイルスが際に症状が現れるまで、1日から3日ほどの潜伏期間が発生します。しかもこの間も他人うつす可能性があるため、気がついた時には感染が拡大していることも。
更にウイルスが体内に入ったからといって、症状が必ず現れるとは限りません。
体力があったり予防接種などで抗体があると、症状が現れる前に完治することもあります。そうなると自覚症状がないままウイルスをうつす事となり、インフルエンザが広まる原因にも。
このように「発症まで時間があるのにうつる」ので、インフルエンザは広まりやすいのです。
家族がインフルエンザにかかったら
48時間以内に病院へ
インフルエンザを発症すると、38度以上の熱が出て筋肉痛のような痛みが全身に現れます。このような症状が出たら、一刻でも早く病院へ行き、お医者様の診断を仰ぎましょう。
症状が出てから約48時間以内であれば、効果の高い、抗インフルエンザ薬を処方してもらえます。
タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬にはウイルスの増殖を抑える効果があり、結果として他人にうつすリスクを減少させます。
しかも高熱を抑える効果もあるため、通常なら1週間近く続く高熱も1~2日程度に短縮も可能。発症した人にとっても周りの人にとってもメリットだらけなので、我慢せず病院へ行きましょう。
かわいそうだけど「隔離」
病院で薬をもらって帰宅したら、患者は家で静養しましょう。
この時に重要なのが、かわいそうですが「他の家族と極力接しない」こと。一緒に居る時間が増えるほど、それだけ患者からうつってしまう可能性が高まります。
なので自分の部屋があるならそこで、なければ一室を「専用の病室」として過ごしてもらいます。他の家族はなるべく部屋には立ち入らず、完治するまで接触は避けるようにして下さい。
タオルは使いきり!丁寧に殺菌!
インフルエンザにかかった家族と接触しないと言っても、家の中では難しい部分も。お風呂だって入りたいですし、トイレはどうしても家族全員が使うので仕方ないですよね。
そこで、共同スペースやタオル等は、使いきりにしたり、その度にきれいにすることが重要です。
例えばトイレや洗面所のタオル。普段は毎日の交換でしょうが、患者がいる間は一度使ったら交換します。患者が使った後のタオルには、微量でもウイルスが付着していることも。そんなタオルで手を拭いたりしたら、せっかく手を洗っても意味が無いですよね。
更にトイレなどの共同スペースを使った後は、必ず拭き掃除を徹底します。トイレの便座やドアノブ・お風呂場のドアノブは、アルコールティッシュで消毒しましょう。
使った後のティッシュは封印!
意外と見落としがちなのが、患者が使ったティッシュです。
ちょっと汚い話ですが、鼻をかんだ後のティッシュはウイルスの塊。それをほかのゴミといっしょに捨てようと触ってしまい、そこから感染することもありえます。
ですので、ティッシュは「隔離部屋」で使ってもらい、専用のゴミ箱に捨ててもらいましょう。そして処理をするときはなるべく触れないように注意して、捨てた後はうがい手洗いを徹底しましょう。
うがい・手洗い・そしてマスク
基本にして一番効果があるのが、患者も含めた家族全員のうがい・手洗い・マスク着用。
帰宅したらまずうがい・手洗いを徹底し、患者が回復するまでは自宅内でもマスク着用を心がけます。
他人行儀に感じますが、マスクをするだけで劇的にうつる確率が下がります。患者本人もマスクをすることで自分のツバが広がる事も防げますし、喉が潤って回復に役立ちますよ。
□きちんと手洗いしてますか?風邪・インフルエンザ予防は手洗いから
*特に子供を看病するお母さんは、丁寧に手を洗いましょう。
心を鬼にして徹底的に
家族の誰かがインフルエンザになってしまった場合、大切なのはその人からの感染を防ぐこと。部屋を別にしたり自宅で全員マスクをするのは、寂しいですが徹底しないと意味がありません。
体力のない子供にうつってしまったり、家族全員にうつってしまったら大変ですよね。
一家団欒は、インフルエンザから回復したらいくらでもできます。患者は安静にすごし、元気な家族は手洗い・うがいを徹底してインフルエンザを防ぎましょう!
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