デコポンと不知火(しらぬい)の関係。産地による呼び方の違いは?

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タミンCがたっぷりで甘さの中に酸味がある柑橘類は、大好きな人も多いのでは。沢山ある柑橘類の中でも、頂点部分がポコンと出た「デコポン」は一目でわかる品種ですよね。

ところでお店で販売されているデコポンの中には、「不知火」と書かれているものが。見た目がそっくりなデコポンと不知火ですが、どこに違いがあるのでしょうか。

そこで、
・デコポンと不知火の違い
・デコポンと呼ばれる条件とは
・産地によって呼び方が違うのか

についてまとめましたので、買う時の参考にしてくださいね!

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デコポンと不知火の違いとは

不知火とは

不知火(しらぬい)は柑橘類の一種で、清見(タンゴール)とポンカンを掛けあわせて生み出されました。

1972年に誕生した不知火は、親品種の特徴である甘さを強く引き継いだ柑橘類。一方で見た目がかなり不恰好で、皮はデコボコしている上にややしおれやすい特徴が。

更に頭頂部に大きい突起が出やすいことから、当初は「失敗作」の扱いを受けていました。

しかし、甘夏以外の柑橘類の栽培を考えていた熊本県が、甘さのあるこの品種に着目。不知火町(現在の宇城市)にて、「不知火」と名付けて栽培することに。

実際に出荷してみると味が評判を呼び、全国的に知られる柑橘類の品種へと成長しました。

デコポンとは

実はデコポンは登録商標であり、その正体は「不知火」そのもの。不知火の中でも検査基準をクリアしたものだけが、デコポンと名乗れるのです。

そのため、デコポンの木と言うものはなく、デコポンの種を育ててもデコポンが収穫出来るとは限りません。

□不知火(デコポン)の食べ方

*頂点部分を取れば皮もむきやすく、食べやすい柑橘類と言えますね。

デコポンと呼ばれる条件は

検査に合格した甘いものだけ!

不知火がデコポンと呼ばれるには、厳しい検査基準をくぐり抜ける必要があります。

1.JAを通じて出荷されること

デコポンの登録商標は、熊本県果実農業協同組合連合会(JA熊本果実連)が所有しています。

そのためJAを通じて出荷しないと、デコポンの名前は使用できません。

2.糖度13度以上、酸度1度以下の基準をクリア

糖度検査は光センサーを使い、内部の状態までチェックするもの。糖度13度以上・酸度1度以下の基準をクリアしなければなりません。

そのためこの検査をクリアした「デコポン」は、しっかり果実が詰まったものばかりなんです。

ちなみに柑橘類の出荷基準に糖度が定められているのは、デコポンだけ。そのためデコポンはどれを選んでも、確実に甘いというメリットがあります。

不知火だって甘い

厳しい検査に合格した甘いものだけが、デコポンと名乗れます。それでは不知火は甘さが足りなかったり、糖度にばらつきがあるのでしょうか?

実は不知火もしっかりと甘く、中にはデコポンの基準を満たしているものもあります。

あえてデコポンの検査を受けず、そのかわり手頃な価格の不知火として販売する農家も。

そのため、
・高品質なデコポンは贈答用に
・普段は手頃な不知火を
といった食べわけも可能ですね。

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産地によって呼び方が違うの?

ポイントは「ポン」

デコポンは登録商標のため、勝手に名乗る事は許されません。しかし各地で栽培されている不知火の中には、似たような名称をつける例があります。

・フジポン(静岡)
・ヒメポン(愛媛)
・キヨポン(広島)
・ポンダリン(徳島)

ポイントは、「ポン」がつくこと

そこに地域の特徴や地名を組み合わせるなど、工夫をしているんですよ。

ポンのつかない不知火も

地域ごとのブランド性を高めるために、あえてデコポン風でない名前をつけたものもあります。

・安芸の輝き(広島)
・大将季(ダイマサキ・鹿児島)
・肥の豊(ひのゆたか・熊本)
・佐賀果試34号(佐賀)
・凸百恵(デコももえ・佐賀)

いずれも不知火・デコポンの特徴をもつため、お店で見かけたら食べてみたいですね。

海を渡った不知火

不知火は日本だけなく、海外でも栽培されています。

特に気候が似ている韓国にも不知火は持ち込まれ、済州島の特産品に。

こちらでは「漢拏峰(ハルラボン)」と呼ばれているので、旅行で訪れた時に食べ比べたいですね。

デコポンか不知火かはお好みで

デコポンと不知火は外見がそっくりなことから、不知火がデコポンの一種だと思いがちです。しかし実際はデコポンが不知火の一種であり、しかもその違いは検査を通過したかどうか

確実に甘いものが食べたい時は、デコポンを選ぶと安心ですね。一方で不知火も実はデコポンと同等に甘く、デコポンよりお手頃価格。

どちらもとても美味しいので、後はお財布と相談してお好みのものを選びましょう!

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