百聞は一見にしかずには続きがあった!?その言葉の意味や由来とは?

最終更新日: | 役立つ雑学 | , ,

hyakubunikken1

常生活や人生での様々な節目において、参考になったり戒めとなる言葉があります。

例えばことわざや四字熟語など、昔から伝わる言葉にはふと考えさせられるものばかり。

この様なことわざで有名なものの一つに「百聞は一見にしかず」がありますが、実はこのことわざに続きがあることを知っていますか?

「続きなんて聞いたことがない!」という方も多いかも知れませんが、実は続きの言葉はいくつも伝わっているんですね。

どんな由来や意味があるのか気になりますね。

そこで今回は、
・「百聞は一見にしかず」の意味や由来
・「百聞は一見にしかず」の続きの言葉とその意味

をまとめて紹介します!

スポンサーリンク

「百聞は一見にしかず」の意味は

自分で確認を

「百聞は一見にしかず(ひゃくぶん は いっけん に しかず)は、ことわざの一つ。

判りやすい言葉に直すと、
「百回聞いてたとしても、一度見る事にはかなわない」
というものです。

hyakubunikken2

その意味は、「人から何度も聞くよりも、実際に自分の目で確かめた事の方が良い」というもの。

他人から聞いて知ったつもりになるのではなく、実際に自分で確かめなさいという戒めの言葉でもあります。

ちなみに「百聞」はそのまま100回と取るのではなく、何度も繰り返して…といった意味になるので注意してくださいね。

中国の武将の言葉

「百聞は一見にしかず」ということわざは、「百聞不如一見」という漢語が元になったもの。

その由来は、古代中国のある逸話から取られたものです。

古代中国にかつてあった前漢という王朝に趙充国という将軍がいました。

とある戦の際に、皇帝が趙充国に「相手の軍勢はどれぐらいの規模でどう戦うのか?」と尋ねました。

それに対して趙充国は「人から状況を聞いても、実際に自分で見ないことにはわからない」と回答。

その上で「自分自身が前線まで行って状況を確認してから戦略を立てたい」と前線に出る許可を願い出ました。

実際に見た上で判断しないと意味がないというこの逸話は、「漢書・趙充国伝」という書物に残されています。

それが「百聞不如一見」であり、日本語に訳されて「百聞は一見にしかず」となったんですよ。

スポンサーリンク

百聞は一見にしかずの続きの言葉は?

後世に付け加えられた、続きの言葉

「百聞は一見にしかず」には、後世になっていくつかの続きが付け加えられました。

いつの時代に追加されたのかは不明ですが、それだけこの言葉に強い感銘を受けたのでしょう。また「よく考えてより良い人生に」と思った、先人の戒めなのかも知れませんね。

付け加えられた続きの言葉はいくつかありますが、代表的なものは次のものとなります。

・百見不如一考(百見は一考にしかず)
・百考不如一行(百考は一行にしかず)
・百行不如一効(百行は一効にしかず)
・百効不如一幸(百効は一幸にしかず)
・百幸不如一皇(百幸は一皇にしかず)

最初の「百見不如一考」の読みは「ひゃっけん は いっこう に しかず」ですが、それ以外の4つは全て同じ読みで、「ひゃっこう は いっこう に しかず」となります。

同じ読みなのに漢字が違う事にも驚きですね。

hyakubunikken3

それぞれの意味は?

これらは各自で意味がありながら、それぞれ連携した意味を持つものとなります。

■百見は一考にしかず
沢山見ても、それを基に自分で考えなければ意味がないというもの。

■百考は一行にしかず
いくら考えても、考えた事を実行に移さないと意味がないというもの。

■百行は一効にしかず
様々な行動を起こしたところで、一つでも成果を得られないと意味がないというもの。

■百効は一幸にしかず
いくら成果が上がったとしても、それが幸せに繋がらないなら意味がないというもの。

■百幸は一皇にしかず
個人の幸せが沢山あっても、全ての民のために行動しなければならないというもの。

最後には「民のために」と、「皇」という文字を用いてスケールの大きなことわざとなってしまいます。

これは、皇帝が国を支配するという古代中国における考え方に基づくものだからです。

皇帝は最終的に、自分の国の全ての民を幸せにしなければなりません。ですので自分個人の幸せよりも、更に上を目指すべきと言っているのです。

そして民のために行うことを突き詰めると、まずは自分で見て判断しなさいという事。「なにかを成し遂げるには、自分の目で見ることから始める」という事でもありますね。

まずは自分で

最近ではインターネットやスマホの発達で、自宅にいながら世界中の情報を知ることができます。その中には、いわゆる「デマ」や「ウソの情報」も混ざっていることも。

そういった情報をそのまま信じるのではなく、別角度から確認したり調べることも大切です。

現在社会においても、「百聞は一見にしかず」ということわざはそのまま通じるもの。そうして得た事を生かして、更に自分を高めたり周囲の人を手助けできるようになりたいですね。

スポンサーリンク

おすすめ記事

関連記事

仕事中に眠気がしたら?対処法と予防法まとめ

仕事中、眠気がして困ることってありませんか? 仕事中の眠気って、本当に困りますよね。 で

記事を読む

くしゃみの回数からわかる噂の由来や意味とは?何回だと良い?

よくくしゃみをすると、「誰かに噂されてるよ」と人に言われませんか? くしゃみ自体は鼻に

記事を読む

本についた嫌な匂いをキレイに消す方法は?

古本や古書についた特有の匂い。 大事な本、貴重な本であっても、 気になる匂いがついていた

記事を読む

靴のイヤ~な臭いの原因は?臭いの消し方には何があるの?

靴の臭いって、気になりますよね。 外出先で、靴を脱ぐ機会がある場合など、 特に気になるの

記事を読む

アメリカ大統領の任期は何年?選挙の仕組みはどうなってるの?

各国の首脳陣が変わる時は、ニュースでも大きく取り上げられます。特にアメリカの大統領に関しては

記事を読む

大統領・総理大臣・首相の違いって何?簡単にわかりやすく解説しました!

毎日の新聞やニュースには、必ずと行っていいほど総理大臣の話題が登場します。海外のニュースを見

記事を読む

台風の目とはどういう意味?どうして出来るの?中はどうなってる?

よく話題の中心となっている人のことを、「台風の目」と言う事があります。 一方で台風が接

記事を読む

「制作」と「製作」の違いとは何?それぞれの意味と使い分けは?

日本語には同じ音で違う漢字と意味を持つ言葉が多く、迷ってしまうことがよくあります。 漢

記事を読む

2015年は未年(ひつじ)!干支・十二支の由来・意味は?

年末が近づくと、年賀状のこともあって、 次の年の干支が気になりますよね。 干支をモチーフ

記事を読む

油性ペンの落とし方!手肌や服についたインクをキレイにするには?

ペンケースに一本あるととっても便利なのが、瓶や布などに書いても消えにくい油性ペン。 と

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

柊(ひいらぎ)の花言葉や花の特徴。セイヨウヒイラギとの違いは?

クリスマスシーズンになると、ギザギザの葉っぱと赤い小さな実の組

色により違う!「菊」の花言葉とは?プレゼントに贈ってもいいの?

日本を代表する花と言えば、桜の名前がよく挙げられます。

百日紅(サルスベリ)の花言葉や名前の由来とは?開花時期はいつ?

https://youtu.be/uEdb3Gig5qg 夏に咲

月下美人の花言葉や名前の由来。開花時期や花の特徴は?

花屋やガーデニングで見かけるお花は、名前が分からなくても美しい花ばかり

赤ちゃんの動物園デビューはいつからがいい?気を付けることは?

わが子には様々な体験や経験を通じて、心豊かな人間に成長して欲し

→もっと見る

スポンサーリンク

PAGE TOP ↑